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チャーリーと出会った頃のケリーさんは獣医になることを夢見る19歳の大学生で両親と一緒に暮らしていたのだそう。獣医師になるにはそれ相応のお金と時間と猛勉強を必要とします。もちろん大学の費用はご両親持ちでしょう。ケリーさんの夢を叶えるために将来への投資をしてくれているご両親に対してわがままが言える立場ではなかったのではないでしょうか。
しかしそんな立場のケリーさんの考えを一瞬にして変えてしまったチャーリー。まさに一目惚れだったのでしょうね。
チャーリーと共にニューヨークからコロラドに移り住んだケリーさんは2010年、同僚の獣医師であるジェームス・ガーヴィンさんに出会い恋に落ちました。そしてジェームスさんと二人の息子と共に暮すようになったのです。そして二人は2016年の9月に結婚を予定していました。出典:https://www.washingtonpost.com/news/animalia/wp/2016/09/17/dying-dog-lives-to-see-his-person-happily-married/?utm_term=.cd43d129bbe0
しかし15歳になるチャーリーは2016年の初めに脳腫瘍と診断され、結婚式の1週間前には5度の発作に襲われてとても式に出席できる状態ではありませんでした。
我々日本人にはあまり馴染みのないことかもしれませんが、助かる見込みのないペットを苦しみから解放するために安楽死を選択することは欧米ではよくあることです。
結婚式前に5度もの発作を起こしたチャーリーの容態は目に見えて悪く、余命が短いことは明白だったため、ケリーさんは結婚式の前に他の獣医師の病院に予約を取りチャーリーを安楽死させる予定だったのだそう。
脳腫瘍の発作というのは想像を絶するほど辛いものです。口から泡を吹きながら痙攣を起こすその症状は見ている側も耐えられないほどの苦しみ。その痛みから解放してあげたい。それがケリーさんの望みだったのでしょう。しかし、そんなチャーリーに奇跡が起ころうとしていました。
信じられない奇跡に涙が止まらない