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「ブリーダー」も「キャッテリー」も、どちらも猫の繁殖を行う人や団体のことを指します。その違いを挙げるならば、「キャッテリー」になるには厳密な審査が伴うということです。世界的な血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)か世界最大の猫愛護団体であるCFA(The Cat Fanciers’ Association)のいずれかの認可を受けたブリーダーのみが「キャッテリー」を名乗ることができます。
つまり「キャッテリー」というのは、客観的な審査に裏付けられた信頼性の高い「ブリーダー」であるということができます。
もし猫を購入する際にブリーダーとキャッテリーで悩んだら、この違いを念頭に置いて決めるとよいでしょう。
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では実際に猫を購入するにあたって、ブリーダーとキャッテリーではどちらがよいのでしょうか。
ブリーダーから購入する場合、審査が伴うキャッテリーとは違いそこにいる猫が純血統種であるという裏付けがありません。そのため、購入する猫が純血統の猫かどうかの信頼性はキャッテリーに劣ります。ですがその分、キャッテリーと比べると安価で猫を購入することができます。
キャッテリーは信頼性という点ではブリーダーに勝ります。しかし購入する上での違いは、信頼性が高い分その付加価値がつくために価格が高くなる傾向がある点です。
「価格」と「信頼性」。この2点の違いをよく天秤にかけたうえで、どちらで購入するかを検討しましょう。
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ではキャッテリーで猫を購入することを決めた場合、どのような手順でお迎えすればよいのでしょうか?
ここではいくつかのステップに分けて説明していきたいと思います。
まずはキャッテリーを探しましょう。ペットショップなどとは違い、必ずしも近くにあるとは限りません。また、飼いたい種類の猫を扱っているキャッテリーとなるとおのずと限られてくるのではないかと思います。
そこでおすすめしたいのが、ブリーダー・キャッテリーの検索サイトです。
種類別に検索ができる機能があり、目当てのキャッテリーを探しやすい。取引方法が3種類あるため、自分の都合に合わせた取り引きが出来る。
こちらのようなサイトを使うことで効率的にキャッテリーを見つけることができます。また口コミなども掲載されているので、キャッテリーを選ぶ際の基準とすることもできます。
他にも「(猫の種類)キャッテリー」と検索すればいくつか候補のキャッテリーが出てくるかと思います。
数か所のキャッテリーを比較して、より信頼できそうなところを選びましょう。その際に参考になるのは、ショーやコンテストなどの受賞実績です。それらの受賞実績があるということは、それだけ環境が整っているということでもあります。またそこで育った猫に対しての評価が明確であるため、他のキャッテリーの猫との違いを比べやすくなります。
ほとんどのキャッテリーのサイトにはそこで生まれた子猫が紹介されています。その写真や紹介を見て気になる子猫を見つけましょう。
子猫を見る上で気を付けるといいポイントは主に以下の2点です。
もし気になる子猫が見つかったら、キャッテリーのお問合せフォームなどを通じてそのキャッテリーと連絡を取ってください。
多くの場合はキャッテリーに足を運び、その子猫と直接対面する流れになると思います。そのため、キャッテリーの所在地は十分チェックし、足を運べる範囲内かどうかをあらかじめ確認しておく必要があります。
いよいよ子猫と対面です。子猫との相性を見るには、やはりデータよりも直接会う方が確実です。
子猫のしぐさや表情、行動などを見ながら、自分の家に来たらどんなふうに過ごすだろうか、どんなところに注意しなければいけないだろうかということに想像を巡らせてください。
もし直接会って相性が良くないようであれば、その場で断る勇気も必要です。相性が悪いまま一緒に生活をするのは、人間にとっても猫にとってもストレスになるからです。