14才の少年と愛犬ケーシーを襲った突然の悲劇

米国アイオワ州で一匹のワンちゃんに起きた悲しい事故は、米国の野生動物管理の方法に一石を投じました。
飼い主の目前でM -44というトラップにかかり命を落としたラブラドール犬のケーシー。
Ⅿ-44というトラップとはどんなものだったのでしょうか?
そして、いったい誰の手で何のために、そんなものが仕掛けられていたのでしょうか?


3月のある日、アイダホ州ポカテロに住むキャニオン君(14才)は、愛犬ケーシーと共に自宅近くを歩いていました。
そこで彼に目に入ってきたのは、地面から突き出した金属のポール。
少年はその見慣れない物に興味を示し、好奇心でそれに触れてしまいました。
その物体は、突然ポップアウトし、中からオレンジの粉が吹き出し彼に飛び散りました。
気が付くと、彼の衣服や顔はそのオレンジの粉で覆われていました。

出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html

現場は、たった350mほど離れた自宅の丘の上でした。アメリカの家ではしばしば敷地の境界線も曖昧なので、この少年にとっては、きっと自分の敷地内を歩いていた感覚だったのでしょう。
そんな所に、何の危険物の表示もなく埋め込まれていたら、誰だってチェックしてみたくなるのは当然です。

オレンジの粉を被った彼は、近くに残っていた雪で顔や手を洗いました。
その時点では、まだその恐ろしい粉の正体を彼は知りませんでしたが、その行動はとても良い判断でした。

キャノン君は愛犬の姿を探しました。
地面にうずくまっているケーシーを見た彼は、一瞬オモチャで遊んでいるものかと思いました。
彼は「ケーシー」の名を呼びました。
しかし、反応はありません。
慌ててケーシーの元に駆けつけるキャノン君。
そこで少年が目にしたのは、口から赤い泡を吹いている愛犬の姿でした。
出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html
ケーシーの死を確認した父親は、彼の死を悲しむ間もありませんでした。
息子の着ていたオレンジ色に染まった服を脱がせ、病院に急ぎました。
幸い風上にいたせいか、彼は症状もなく無事でした。


出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html

少年が家族と共にケーシーの元に戻った時には、残酷な現実が待っていました。
すでにケーシーの息は途絶えていたのです。
目の前で、それも突然に、ちょっと前まで元気に走り回っていた愛犬が、一瞬のうちに、それも全く想像もしなかった方法で命が奪われるなんて、全く信じられないことでした。
少年の負った心の傷は計り知れません。


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なぜこんな恐ろしいものが設置されていたのでしょうか?

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 愛犬の命を突然奪われた…少年の訴えに多くの犠牲を出し続けるトラップの必要性について考える