- 週間ランキング
飼い主の目前でM -44というトラップにかかり命を落としたラブラドール犬のケーシー。
Ⅿ-44というトラップとはどんなものだったのでしょうか?
そして、いったい誰の手で何のために、そんなものが仕掛けられていたのでしょうか?
出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html
3月のある日、アイダホ州ポカテロに住むキャニオン君(14才)は、愛犬ケーシーと共に自宅近くを歩いていました。
そこで彼に目に入ってきたのは、地面から突き出した金属のポール。
少年はその見慣れない物に興味を示し、好奇心でそれに触れてしまいました。
その物体は、突然ポップアウトし、中からオレンジの粉が吹き出し彼に飛び散りました。
気が付くと、彼の衣服や顔はそのオレンジの粉で覆われていました。
現場は、たった350mほど離れた自宅の丘の上でした。アメリカの家ではしばしば敷地の境界線も曖昧なので、この少年にとっては、きっと自分の敷地内を歩いていた感覚だったのでしょう。
そんな所に、何の危険物の表示もなく埋め込まれていたら、誰だってチェックしてみたくなるのは当然です。
オレンジの粉を被った彼は、近くに残っていた雪で顔や手を洗いました。
その時点では、まだその恐ろしい粉の正体を彼は知りませんでしたが、その行動はとても良い判断でした。
キャノン君は愛犬の姿を探しました。出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html
地面にうずくまっているケーシーを見た彼は、一瞬オモチャで遊んでいるものかと思いました。
彼は「ケーシー」の名を呼びました。
しかし、反応はありません。
慌ててケーシーの元に駆けつけるキャノン君。
そこで少年が目にしたのは、口から赤い泡を吹いている愛犬の姿でした。
ケーシーの死を確認した父親は、彼の死を悲しむ間もありませんでした。出典:https://www.thedodo.com/usda-m44-kills-idaho-dog-2322197701.html
息子の着ていたオレンジ色に染まった服を脱がせ、病院に急ぎました。
幸い風上にいたせいか、彼は症状もなく無事でした。
少年が家族と共にケーシーの元に戻った時には、残酷な現実が待っていました。
すでにケーシーの息は途絶えていたのです。
目の前で、それも突然に、ちょっと前まで元気に走り回っていた愛犬が、一瞬のうちに、それも全く想像もしなかった方法で命が奪われるなんて、全く信じられないことでした。
少年の負った心の傷は計り知れません。
なぜこんな恐ろしいものが設置されていたのでしょうか?