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てっきり家にの中に入れたと勘違いしていた飼い主さん。
セージが家に居ないことに気が付き、それは慌てました。
まだその辺でクンクン嗅ぎまわっていてくれるだろうと祈りましたが、彼の姿はどこにも見当たりません。出典:https://www.thedodo.com/missing-blind-dog-rescue-2306385373.html
盲目のラブラドール犬セージちゃんは、2月のある日、カリフォルニア州ボーダークリークの自宅のポーチから忽然と姿を消しました。
家族は必死に自宅の周りを捜索しましたが、しかし彼女の姿はありません。
近所の人にも声をかけ、沢山の人がその夜遅くまで捜索に加わりました。
ここボーダークリークはマウンテンライオンなどが目撃されている森深いエリア。
そして時は2月の湿った冬。
捜索する側も容易ではないですが、盲目のワンちゃんにはもっと過酷な状況でしょう。
翌日も心優しい近所の人達が、一緒に捜索を続けてくれました。
しかし、捜索から2日、3日、…、そして1週間経っても、手がかりは見つかりません。
そして誰もが希望を失い始めていました。
誰もがあきらめ始めていたちょうどその頃、飼い主さんの隣人であるエストラダさんが、友達と犬2匹を連れ、このエリアをハイキングに出かけていました。出典:https://www.thedodo.com/missing-blind-dog-rescue-2306385373.html
15分ぐらい歩いた頃、彼は渓谷の川の傍で何かを見つけました。
最初それを目にした時、誰かがゴミを放置したのかと彼は訝りました。
しかし、近づくにつれ、彼はそれが8日間行方不明になっていたセージだと確信していきました。
ただ、そのボディーは全く動いておらず、もう死んでいるかもしれないと心が沈んでいったそうです。
しかし、奇跡は起こったのです!
彼らの気配に気が付いたセージは、その頭を上げ、顔を彼らに向けたのでした。
「おーい、生きてるぞ!」
エストラダさんは、生きているセージを確認して歓喜しました。
彼はセージに駆け寄り、彼女を抱きしめキスしました。
彼女は大変疲れている様子でしたが、安堵しシッポを振って喜びました。
彼女は8日間何も食べていなかったせいで、かなり衰弱しており、立って歩くのがやっとのようでしした。
家に戻ったエストラルダさんは、セージを救出してそちらに向かっていることを飼主さんに知らせました。
よくぞ、無事でいてくれた!
彼女の家族は涙を流しその無事を喜び合い、エストラルダさんたちに心から感謝をしました。
飼主さんは、見つけてくれた人に$1000の懸賞をかけていましたが、彼らはそれを辞退して、動物保護団体に寄付することにしました。
余談ですが、このエストラルダさんは消防署に20年も携わり、長年、地域のために尽くしてきました。
そして6年前には火事でクロゼットに閉じ込められたワンちゃんも救出しています。
今回の救出劇がメディアで紹介され一躍ヒーローになった彼は、ただ当然のことをしただけと少々戸惑いを見せているようです。
いかがでしたでしょうか?
救助してくれた方に感謝を言い尽くせないですね。
しかし、セージは本当にラッキーでした。
盲目の犬が8日間森の中でサバイバルするなんて、ミラクルとしか言いようがありません。
きっと沢山の隣人の協力があってからこその、このミラクルだったに違いありません。