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毎日の通勤の足と言えば電車や地下鉄。毎朝の変わらぬ風景を通り過ぎている時にふと猫が助けを呼ぶような声が聞こえたらあなたはどうしますか?
目に見えないけれど確かに聞こえるその声にイアンさんは気づいていたようで、奥さまのアンジェラさんはイアンさんの話を聞いていてもたってもいられなくなったようですね。
もちろん線路上での捜索と救助ですので電車が行き交っていると非常に危険です。しかしそこはさずがアメリカ。一匹の猫の命を救うため電車を止めてしまうとはなんとも粋な計らいですね。そして警察や地下鉄職員を始め総動員での救出活動。
お国柄なのかもしれませんが、アメリカをはじめ、欧米では猫や犬のレスキューに消防隊や警察が駆け付けることはそう珍しいことではありません。ペット福祉の意識がまだまだ低い日本ではお目にかかれない光景ですね。
さて、猫ちゃんは無事救出されるのでしょうか?
翌日、ボランティアとNYPDがこまめに捕獲機を点検しました。猫は日が暮れる時間まで姿を見せませんでしたが、やっとのことで捕獲に成功しました。出典:http://www.lovemeow.com/they-shut-down-subway-to-save-stray-cat-trapped-underneath-tracks-now--2277402913.html
猫には多少の擦り傷がありましたがとても元気だったようでなによりです。そして保護活動家のジョンさんが傷が癒えるまで預かりをしてくれることになったのだそう。
そして野良猫と思われたその猫はかつて飼い猫だったのか意外にも人懐こく頭を擦りつけたり喉をゴロゴロ鳴らしてご機嫌だったようです。
必死に助けようとしたダンフォード夫妻に因んでその猫は"サブウェイ・ダンフォード(サビー)"と名付けられました。出典:http://www.lovemeow.com/they-shut-down-subway-to-save-stray-cat-trapped-underneath-tracks-now--2277402913.html
夫妻は数週間ほど海外へ行かなくてはなりませんでしたが、サビーに初めて対面した時から彼のことが気に入った二人は滞在先でもサビーのことを考え続けていました。
どうやらサビーに恋してしまった夫妻。アンジェラさんはMCRRに連絡を入れ、海外から戻って来るまでサビーをキープしてもらえるようにお願いをしたのだそう。
そもそもサビー救出のために立ち上がったのはアンジェラさん。これもきっと何かのご縁です。彼らは出会うべくして出会ったのかもしれません。
あの時助けられなかったらこんな生活はなかった…!