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実はワトソン、健康上たくさんの問題を抱えていました。彼の体にはいくつかの腫瘍があり毛繕いすることも歩くことも困難になっていたのです。出典:http://www.lovemeow.com/cat-loses-over-10-pounds-in-a-remarkable-journey-to-find-happiness-2196407992.html
「ワトソンを捨てた家族は彼のことをファットボーイ(デブ猫)と呼んでいました。私は彼をワトソンと改名して彼が新しい家族に巡り会えるよう最低でも4.5キロ体重を落とすチャレンジを始めました」
預りボランティアのシーラさんはワトソンに出会った時のことをそう話します。
ワトソンから自由を奪うほど太らせてしまったのは健康管理を怠った飼主のせいであり、ワトソンには何の落ち度もありません。それなのに彼をファットボーイと呼び侮辱するとはなんとも許し難い行為です。
そんな飼主ですから彼の体が腫瘍に蝕まれていたことすら気付いていなかったかもしれません。なぜこんな状態になるまで放置したのか。そこにこの子に対する愛情はあったのか。無責任な飼い主のせいで苦しむのはいつも動物達なのです。
シーラさんはワトソンのために体重管理用の缶フードで特別なダイエットを始めました。出典:http://www.lovemeow.com/cat-loses-over-10-pounds-in-a-remarkable-journey-to-find-happiness-2196407992.html
「彼は毎日140gのフードを朝晩2回に分けて食べていました」とシーラさん。
更にワトソンの主治医が良性の腫瘍を取り除いてくれて以来、彼の体に変化が出始めました。
ダイエットを始めた最初の数ヶ月、歩くことが困難だったワトソンはそのほとんどの時間を2階で過ごしていたのだそう。ワトソンほどの極度の肥満になると関節炎になるなど歩行に支障をきたしてしまいます。
歩くことが億劫になってしまったそんなワトソンのためにシーラさんは階段を降りて1階でご飯を食べるよう促すなどの様々な工夫をしてくれたようです。階段を半分降りては休憩。そしてもう半分を降りる。健康な猫には簡単なことでしょうが、ワトソンにとっては大変なチャレンジだったことでしょう。
少しずつワトソンにも変化が現れます。