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今週、ワイドショーが食いついたのは、国会議員に毎月100万円支給される「文通費」(文書通信交通滞在費)だ。領収書いらずで、所得税もかからない。10月31日(2021年)の衆院選で初当選した議員は、たった1日の在職でまるまる1か月分がもらえる...などなど。庶民からすれば「税金を何だと思ってるんだ」と声が上がるのも当然の「掴み金」。初当選した維新の小野泰輔議員がそのおかしさをツイートしたところ、SNSなどでヒートアップした。
(J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿が取り上げた「衆院議員の『1日で満額100万円』 安住アナ、悲しい『日本の現状』に言及」(15日、TBS系「THE TIME,」)では、過去にも問題になってきたと指摘、安住紳一郎アナは「毎度問題提起をするんですけれど、変えられないというのが日本の現状です」と呆れた。
沸き上がった批判を受けて各党も国会での法改正に動き出したものの、日割りにして支給する案に「玉川徹『国会議員のごまかしだ』 文通費『日割りで解決』論を批判」(17日、テレビ朝日系「モーニングショー」)とし、コメンテーターで元衆院議員の若狭勝弁護士は「報告義務なしで使える制度にメスをいれるべきだ」と話した。
同じく、「ネット時代に『文通費100万円』の正体 加藤浩次、日割り論は『すり替え」」(17日、日テレ系「スッキリ」)でも、加藤は「ルールが変わらなければ意味がない」とコメントした。
果たして政治家自らが既得権益の見直しに動くのか、まだまだスッタモンダが続きそうだ。
(ムギ)