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「こちらをご覧ください」と17日(2021年11月)、司会の羽鳥慎一が川崎市の住宅街で撮った映像を話題にした。鳥の大群が公園や樹木の上を飛びかう。ワカケホンセイインコという、体長40センチ、セキセイインコの倍近い。低空飛行が特徴で、フンや鳴き声にも住民は困惑している。
エメラルドグリーンの羽が長く、赤いくちばし。きのう夕方、川崎市中原区の公園で、「来た来た、夕暮れ5時近くに数が増え始めます。わー、すごい数だ」と齋藤寿幸リポーターが空を見上げる。
本来はインドやスリランカにいる外来種だが、寒さに強く、日本の冬も超して、寿命は30年と犬や猫より長い。果物が好物で、桜の花を食べることもある。都内の北区や練馬区、世田谷区でも集団が確認された。
1960年代にペットブームで輸入され、70年代にペットショップから逃げ出して野生化したらしい。川崎市は「大きな被害が起きていないので、対策は考えていない」という。
浜田敬子(元AERA編集長)「どの程度で実害と認められるのか。減る要素がない」
羽鳥「そもそも人間が飼いきれなかったんですね。一瞬見るときれいだが、毎日では、周りに住んでいたらちょっとつらい。対策はないものか」
各地で思わぬ動物のペット公害が起きている。動物そのものはもちろん、業者や飼い主の責任を野放しにしておいていいのかどうか。
(あっちゃん)