「国会議員に給与とは別に毎月100万円支払われる文書通信交通滞在費(文通費)。こちら日割りで支給するという仕組みがないので、10月31日(2021年)の衆院選で初当選した新人議員にも在職わずか1日で10月分として満額の100万円が支払われました。これが議論を呼んでいます。きのう(11月16日)各党が見直しに向けて動きを見せました」と岩田絵里奈アナ。

「文通費」は、国会議員に電話代や交通費として支給されるもの。領収書などの提出は不要、余っても返還義務がないので、国会議員の「第2の給与」とも呼ばれている。

横粂勝仁弁護士「SNSやメールがあるので...」

17日の「スッキリ」は、この制度に詳しい2人に、疑問をぶつけた。

まず、なぜ月額制で日割りではないのか。政治学に詳しい元日本大学法学部教授の岩井奉信さんはこう話す。

「国会議員の給与である『歳費』については2010年に法律が変わって、今回のような場合には日割りで返納できるようになった。ただしこの時は、文書通信交通滞在費については話題にならなかった。政治家にとって既得権益だったし、自分たちにとって都合のいいおいしいお金だったわけです。あまり触れられたくないというのが実態だったのでしょう」(岩井さん)

実際、毎月100万円も必要なのか。元衆議院議員の横粂勝仁弁護士は自身の経験から「必要ない」と話す。

「今の時代、SNSやメールがあるので、郵送代がかからないようにすることはいくらでもできる。ビラや名刺の印刷費、文書関係で10万円、20万円かかっても100万円まではいかない。(交通費については)国会と地元の行き来、政治的活動のために移動する場合の新幹線代はJRパスが使えます」(横粂弁護士)

「スッキリ」スタジオでは「領収書を出して使った分だけ請求すべき」という意見で一致した。

宮崎哲弥(評論家)「日割りにするというのは妥協的な案。この問題は、10年くらい前に盛んにメディアでも取り上げられた。私はその時、『なぜ実費精算できないんだ』と疑問に思っていたが、いまだに分からない。そういうやり方に変えた方がいいと思う」

司会の加藤浩次「日割りすれば...って議論にすり替えられてますよね。ルールが変わらなければ意味がない。そこを見直すことは簡単なような気がしますけどね」

(ピノコ)

情報提供元: J-CAST ニュース
記事名:「 【ワイドショー通信簿】ネット時代に「文通費100万円」の正体 加藤浩次、日割り論は「すり替え」(スッキリ)