- 週間ランキング
<朝ドラ 今週の山場は?> 11月10日(2021年)放送回にはこんなシーンが。いよいよ砂糖が配給制になり「たちばな」の菓子作りにも影響が大きく消極的に。そんな中、父・橘金太(甲本雅裕)が、ヒロイン安子(上白石萌音)に砂糖会社の息子との見合い話を持ちかける。突然の話に戸惑いを隠せない安子。安子は翌朝、置き手紙を残し、小さなかばんひとつで大阪にいる大学生・雉真稔(松村北斗)に会いに行く。
16歳という少女のような娘の熱い恋心をついつい応援したくなる。大阪に会いに行って自分の気持ちを確かめて「好きです」と相手に伝えたかったのでしょう。ああ、会えてよかった。その後2人のデートは本当にオーソドックス。映画をみて、2人で年相応の食堂にいって、お蕎麦を食べて。そして川沿いのサンセットを見ながら稔さんが安子ちゃんにコートかけてあげたとき、ふんわりと安子を想う優しさを感じた。じーんと安子ちゃんも感じたはず。
別れ際に、そのコートを「着て行っていい」といった稔さん。すごく優しいと思った以上に、ラストシーンで安子と汽車に乗っていたことがわかると「最初から安子ちゃんに黙って同じ汽車に乗っていくつもりだったのね」と思った次第。今回、後半に入った挿入歌は、ドラマを盛り上げるための最高の演出だった。朝ドラがまるで青春恋愛映画のラストシーンのようにも思えたが大袈裟?それにしても視聴者の多くは、稔さんが汽車に乗っていてほしいと願っていたようだ。「今日の回泣くわ... 稔さん汽車に乗ってて!ってずっと思ってて」「青春って感じで良き! 汽車に乗ってた松村北斗にキュン死した!」との反響。
しかし2人の遠距離恋愛は、今後も無事続けていけるのか、それとも家族から反対されて苦難の山が待っているのか。戦争の行方は言わずもがなだが、無事幸せな結婚となるといいが。
(Y・U)