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<スナック キズツキ(テレビ東京系)> 第5話(2021年11月6日未明)のお客さんは、コンビニでバイトしている就活中の富田さん(徳永えり)、35歳。悩みを抱えるムードそのものの徳永えりさんとトウコさん演じる原田知世さんの化学反応に期待した。
富田さんは、就職の内定をなかなかもらえず、恋心を抱くコンビニのお客さんにも気づいてもらえない。ハッピーが訪れない人生にうろたえる毎日。しかし悲しいかな現実にこんな毎日を送る人は少なくない。親と同居で楽な反面ストレスを感じるだろうし、先に結婚した妹と自分を知らずのうちに比べてしまうこともあるだろう。
薄暗い表情のままキズツキの扉を開けた富田さん。待ってました!トウコさんのココア。ココアパウダーをパンの中で炒ると香りが豊になるというトウコさん情報はぜひ試してみたい。
エアギターから創作朗読ときて、今回は文章しりとり。トウコさんがお客さんの心に積もった塵を吐き出してあげるというスタイルは変わらずだが、そのテクニックが憎いほど上手い。自然に無理なく、そして「自発的に」ということが肝心。トウコセラピーに通ってみたい!
しりとりと続けていく二人の反応は、とても滑らかで難しいことはひとつもなく、ココアがマイルドに美味しくなるような気がしてきた。「大人のしりとり、良かったな。自分と向き合いながら、心を吐き出せる方法なのかも」「ひとりしりとり、やってみよう」「ココアができるのを待ちながらトウコさんとしりとりしたい」などの声も。
世界一美味いココアが出来上がって、トウコさんの「今日もおつかれさん」を聞くと、秋も深まってきた金曜の夜っぽさが増して心地よく脱力できる。毎回ダイナミックな展開があるわけではないが、副交感神経がたっぷり働いて、翌日も落ち着いた1日を送れそうな気分になる。
そんなドラマにさらにエッセンスを加えてくれるのが、酒屋のこぐま屋さん。トウコさんとの会話は舞台裏的だが、ユニークで人間味のあふれるコミュニケーションがトウコさんを元気づけているのかも。
(Y・U)