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コロナの影響で例年の比にならない程、厳しい状況に置かれている飲食業界。デリバリーやテイクアウトへの注力が目立ちますが、それでも完璧な防止は現実的に難しいものがあります。各飲食店でさまざまな予防を行っていますが、ある試みに対してネット上では賛否両論の事態となっているようです。


各地で県外客お断りの報告相次ぐ


現在、さまざまな飲食店で、コロナの感染を防ぐためにある試みを行っているようです。




その試みというのは、”県外からの客の利用を拒否する”というもの。最近では手指の消毒や体調不良時の入店を断るというものは多くの店舗で取り入れられています。


それにしても県内客以外の利用を拒否するというのは厳しいのではと感じる人が多いようです。また、県内・県外の客を正確に判別するのも客側の理解がなければ難しいように思えます。


ネット上では賛否両論


この内容はSNS上でも話題になっていますが、意見や反応は非常にさまざまで、賛否両論となっています。




「これは良い気しない」「自分で自分の首を絞めているようなもの」「行った先がこれではGo Toの意味がわからなくなる」「そもそもナンバープレートや免許証で判別する以外にどうやって判断するのか」といったように、措置が厳しいのではというコメントも多数寄せられています。


一方、「店側としてはこれくらいの対応は仕方ない」という肯定派の意見も少なくありません。




「店側はこれからも同じ場所で経営を続ける以上、客と同じ目線では成り立たない」「万一があったときのリスクが計り知れない」といったコメントや、「地方と都市とでは感染拡大が起こった際のリスクに大きな差がある。地域の違いを考慮する必要もある」という地域の特色に注目した印象的なものも見られます。


これら対照的な意見が寄せられていますが、どちらの言い分も一理ある内容です。


「メディアの影響もあるのでは」との声も


先ほど触れた意見意外にも、「メディアによる影響が大きいのでは」と感じる人も非常に多いようです。




「地方ではメディアの影響はかなり強い。連日恐怖を煽る報道されていたら、仕方がない部分もある」「都市の住人と地方の住人とではメディアから受ける影響の大きさやリテラシーにも差異がある。一律で語るのは難しい」といったメディアから受ける印象に注目する声も。


今回の県外客お断りの背景には、地域それぞれの特色も大きく関係しているようです。やはり一概に対応の良し悪しを論じるのは難しいでしょう。


とはいえ、行員にコロナ感染者が発生しただけで襲撃される世の中ですから、経営者サイドが神経を尖らせてしまうのも、無理のないことかもしれません。

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 飲食店で県外客拒否が続出、賛否両論で炎上する事態に