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進学や就職、転職など様々な場面で発生する引っ越しというイベントですが、多くの人が頭を悩ませるのが退去費用や入居費用といった費用面の負担ではないでしょうか。特に喫煙者やペットを飼っている人であれば退去費用がどの程度の負担になるかは非常に心配になるところ。それが「まぁ仕方ない」と思えるものなら良いですが理不尽な請求であればたまりませんよね。現在ネット上である知恵を駆使し、退去費用の大幅値下げに成功した報告が話題になっています。
ネット上では155,000円であった退去費用の請求をなんと3,300円への値下げに成功したという報告が大きな注目を集めています。多少の値下げはあるかもしれませんが、にわかに信じ難い大幅な金額の変化です。
退去費用戦争、終わりました。
155,000円→3,300円で終戦 pic.twitter.com/AAPG0sAke3
— ツェソ (@tczesso) July 16, 2021
投稿者は明細もアップしていますが、大きな助けになったものがあるようです。
参考までに、、、これらを元に関連情報を検討してください。
「国土交通省原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」https://t.co/dtEV1wgzyr
「東京都賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」https://t.co/8KFdxlc1cy— ツェソ (@tczesso) July 17, 2021
「国土交通省原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」「東京都賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」の2点に掲載されている情報が今回の退去費用に関する交渉にも役立ったようです。
「東京都賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」に関しては都内以外の人は参考にするのが難しいかもしれませんが、「国土交通省原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に関しては他県の人でも役立つ内容となっています。
「国土交通省原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」とは何かということですが、
民間賃貸住宅における賃貸借契約は、いわゆる契約自由の原則により、貸す側と借りる側の双方の合意に基づいて行われるものですが、退去時において、貸した側と借りた側のどちらの負担で原状回復を行うことが妥当なのかについてトラブルが発生することがあります。
こうした退去時における原状回復をめぐるトラブルの未然防止のため、賃貸住宅標準契約書の考え方、裁判例及び取引の実務等を考慮のうえ、原状回復の費用負担のあり方について、妥当と考えられる一般的な基準をガイドラインとして平成10年3月に取りまとめたものであり、平成16年2月及び平成23年8月には、裁判事例及びQ&Aの追加などの改訂を行っています。
引用:国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
とのことで、民間での賃貸を利用している人にとっては心強い資料となりそうです。
このガイドライン、少し読んでみましたが、がかなり細かく行き届いた内容になっており、しっかりと読み込めば退去に関するポイントを把握することはできそうです。聞き慣れなない文言も多く感じるかもしれませんが、要所で図も使われており知識がなくてもわかりやすい内容に感じます。
併せて関連する判例も紹介されていますので、トラブルが大きくなるときにも参考になる部分は多そうです。
息子君の退去時に「不動産会社の指定した額を払います、のところにもサインして下さいね」と言われました。
「それは白紙委任状と同じでしょう、そういうのにサインはできませんよ」と返事。
長らく待たされた後「じゃあ、サインは結構です」と言われ、現状復旧費もほとんどかかりませんでした。— ニニ(RDC6)
(@MadsStm1122) July 17, 2021
請求に関して交渉することで、不快な経験を持っている人は多いようです。上手く話し合いができる人は良いですが、不安な人は上記のガイドラインを参考にしてみては如何でしょうか。
上記のツイートにもあるように「すぐに了承しない」「すぐにサインしない」というのも重要と考えられます。
私も十数万くらいになりましたが、交渉代行してもらい敷金帰ってこないだけで済みました
これ、ほんとに事前にみんな調べとくほうがいいですっ
払わなくていいのけっこうあるらしいので— 塩藻°。 (@Elect_bear) July 17, 2021
また、心配な人は信頼できる人に立ち会ってもらうのもアリです。特に女性一人といった場合は心配でしょうから。
信頼できる不動産関係者、法律関係者に相談してみるのも一考の価値はありそうです。
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Source:国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について