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大きく世間を騒がせた、神戸5人殺傷事件。「犯人は心神喪失状態にあった」として、二審でも無罪という狂った判決がくだされました。そんなこともあり「死刑」や「極刑」といった言葉がSNSに並ぶ事態に。そしてそれを受け、日本の法律でいちばん重い刑罰が科せられる「外患誘致罪」が話題に。実は先日も産経新聞が取り上げていた「外患誘致罪」とは何か、そしてなぜそれが取り上げられているのか、理由は単純なものでした。
簡単に言えば、日本を攻撃するために「外国」と共謀して安全を脅かす行為といったところでしょうか。
刑法第81条は「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する」としています。外患誘致罪といい、外患援助罪や予備および陰謀罪とともに「外患に関する罪」として定められています。日本の安全を侵害する目的で外国と共謀し、日本への攻撃を誘発する行為を処罰する犯罪です。
また、法定刑は死刑のみで酌量減軽(いわゆる情状酌量の余地)がなければ、100%死刑になるということになります。
外患誘致罪の法定刑は「死刑」のみです。すなわち裁判で有罪が確定すれば、酌量減軽(刑法第66条)などに該当する事由がない限り、必ず死刑が適用されることになります。日本に数ある犯罪の中で法定刑が死刑のみになっているのは本罪だけです。このように刑罰に裁量の余地がない法定刑を絶対的法定刑といいます。
引用:ベリーベスト法律事務所
産経新聞は、玉城デニー沖縄県知事の言動を含め「訪中」及び「国連人権委員会」の演説が、中国による沖縄侵攻の口実にされかねないと報道。作家でジャーナリストの門田隆将氏も、この件を取り上げて沖縄の危機を心配されていました。
産経“極限御免”が〈玉城氏の危うい「外患誘致」〉と題して、玉城デニー知事への刑法81条「外患誘致罪」への初の適用を憂慮する内容を掲載。玉城氏の7月訪中と今回の国連人権委員会の演説は、台湾有事の際に中国の沖縄侵攻への口実にされるもの。既に琉球特別自治区準備委員会さえある中国。沖縄危うし pic.twitter.com/d2KFstzXEj
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 21, 2023
元時事通信社記者で、ジャーナリストの加藤清隆氏は、もっと突っ込んだところまで発言していらっしゃいました。
明らかに国連人権理事会で米軍と日本政府を批判した玉城デニー知事の発言が、中国のこのような身勝手な行動を呼び込んでいる。玉城は外患誘致罪容疑で逮捕すべきだ。 https://t.co/egwgYLyQkh
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) September 22, 2023
他社大手マスコミの記事になりますので記事に関する感想は避けますが、個人的には「沖縄をまとめる長であれば、沖縄と日本が不利にならない外構を心がけていただきたい」とは思います。
産経新聞のニュース、門田氏の発言に賛同されていた方々は下記のような感想でした。
・次の売国奴が調子着く前に、早期に外患誘致を適用するべきである
・なぜ沖縄県民は危機感を持たないのか?
・沖縄県民の生の反応を知りたいもんだ!
・こんな外患誘致的な発言を問題視するムーブメントが起きないのか。不思議でならない
・沖縄の県民性と地元メディアがお花畑化している結果、こんな知事を生んでしまった
今までほとんど耳にすることがなかった法律である「外患誘致罪」ですが、今回の報道をきっかけに多くの人がその存在に気づくことになったと思われます。今まで第2次世界大戦前後含めて適応されたことがないということではありますが、今回の報道で名前が挙がった方のみならず、適用されてもおかしくないような人がたくさんいるような気がしてなりません。
個人的に大好きな沖縄、住んでいる方がこれから先も平穏な日常が送れますように……。