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犬や猫といった動物は毛のもふもふ感、仕草、表情など可愛らしさがギュッと詰まっていますよね。動物を眺めていると自然と笑顔になれたり、和んだりします。そんな動物ですがTwitterにて、もっちり動物造形作家 もんとみ(@shigemochi_kun)さんがご投稿した「もっちり動物作品」がキュート過ぎると熱視線を集めています。それはもっちりとした雰囲気が愛らしい、癒し度MAXの動物たちなのです。今回は制作秘話を伺いました。
#あなたの心に触れてみたい作品展
手のひらサイズのもっちり動物たちがそばにいることで、少しでも心の癒しになりますように pic.twitter.com/sPQKhAlcnf
— もんとみ|もっちり動物造形作家|書籍発売中です! (@shigemochi_kun) January 29, 2023
「手のひらサイズのもっちり動物たちがそばにいることで、少しでも心の癒しになりますように」という一言と共に、複数の作品が掲載されたツイートを発見しました!この作品の世界観、大好きな方も少なくないでしょう。筆者ももちろん大好きです!可愛すぎて悶絶してしまうレベルですよね。
ツイートのリプ欄には「可愛すぎる」「欲しい」などといった声が寄せられ、話題を集めています。
・常に癒やされとります。
・何待ってやば!って心が叫びました(笑)かわいすぎてもはや犯罪級です!
・あーん、かわいいいぃ。
制作者の、もっちり動物造形作家 もんとみ(@shigemochi_kun)さん(以下、もんとみさん)にお話を伺いました。
■プロフィールを教えてください
ーーカプセルトイの原型制作をメインに活動する動物造形作家です。手触りのある癒しをテーマに制作しています。代表作は、しばさんぽ、ぽめさんぽ、しゃぼん玉ハムスター、生まれたてはちみつボトルのベビィベア等があります。2021年4月には初の著書「もんとみさんが石粉粘土でつくる 手のひらサイズのもっちり動物」を出版させていただきました。
■制作歴、制作を始めたきっかけは?
ーー造形作家として活動を本格的に始めたのが2016年5月頃なので、制作歴は今年で7年になります。原型制作をさせていただけるようになってからは今年で5年目になりますね。子どもの頃から絵を描くことやものづくりが大好きで、よく動物やポケモンのキャラクターを作っていました。
制作を始めたきっかけは、子どもの頃にカプセルトイや動物の置物を通じて友人と仲良くなれたこと、大人になってもそれらに癒しを感じていたこともあり、今度は作る側になって与えてもらった恩返しがしたいと思ったからです。
■作品の素材は何で出来ているのでしょうか?
ーー原型制作は石粉粘土という素材で作っています。形ができたらサーフェイサーを噴いてコーティングし、滑らかになるまで磨いて原型を完成させます。それをメーカーさまにお渡しして、工場で複製して商品化していただいています。
■触り心地は?
ーー撫でた感じはするりとした滑らかな触り心地です。はちみつボトルのベビィベアはソフビでできているので少し柔らかく、ぷにっとした質感が楽しめます。
■1作品あたりの大体の制作時間、簡単な制作工程の流れを教えてください
ーー原型制作は約1ヶ月ほどかけて丁寧に作っています。下記が、原型制作工程のおおまかな流れになります。
1.イメージをイラストに起こす
2.石粉粘土でおおまかに形出しをする
3.デザインナイフで削ったり、粘土を足したりしながら形を整える
4.サーフェイサーでコーティング
5.やすりがけをして表面を滑らかに磨く
※表面がきれいに整うまで4と5を繰り返す
6.原型の完成
■作品作りでこだわられている点、見て欲しいポイントなどありますか?
ーー特にこだわっている部分は、動物の持つ美しさ、愛らしさが際立つように、できる限りシンプルな形で表現しているところです。また、その動物ならではのシルエットを強調するために毛は作らずに磨き上げています。
見ていただきたいのは、背景のストーリーです。仕草や表情から、その動物がどんなシチュエーションでどんな気持ちでいるかなど、物語を想像しながら作品を楽しんでいただけたらと思っていますね。
■もんとみさんの制作された作品は販売されていますか?
ーーーーはい、原型制作を担当させていただいた作品は、全国のカプセルトイ販売機で販売しています。最新作は「びしょふりさんぽ」で、2023年5月に販売予定です。(※詳細はこちら)柴犬、ポメラニアン、パグに続いて、ビションフリーゼでの商品化は初になります。ぜひ、お手に取っていただけると嬉しいです。
■いいねやRTされるなど、反響がありますが、 どのような心境でしょうか?
ーー皆さんの反応やあたたかいお言葉がいつも励みになっています。ありがとうございます!今後も手に取った方にほっこりしていただけるような作品づくりをしていきたいです。
■今後の夢、やってみたいことは?
ーー1番の目標は個展を開くことです。ジオラマ展示など、普段作らない大きい作品にも挑戦してみたいなと思っています。
もんとみさんお忙しい中、制作の裏側を垣間みれる興味深いお話をしていただきありがとうございました。今後も、もんとみさんの作品に注目していきたいですね!
動物といえば、「樹懶」←は読めますか?読めたら天才レベルの動物の漢字が難読過ぎますよ。
取材協力:もっちり動物造形作家 もんとみ(@shigemochi_kun)