人は遠く離れた月には到達しているというのに、こんなに身近にある海の底にはまだ到達したことがない。それだけに、海の中に潜む生き物に、ある種の畏怖心のようなものさえ覚える。今回、今まで誰も見たことがないサメが確認されたというのだ。人は、まだ見たことがないものを見たとき、それを「発見した」という。

人類が未だかつて知りえなかった事実、見たことがなかった物や存在……それらを発見し、新しいものだと認定することによって、我々はどんどんあかるくなってゆく。

発見は時にワクワクするものであり、時に恐怖を与えるものでもある。

知らないものを目の前にすると、それを受け入れるのにも時間がかかる。










ベリーズの水産省と、フロリダ国際大学により、今まで誰も見たことがなかったサメが発見された。

発見されたサメは、シュモクザメだ。



シュモクザメは、頭がまるで金槌のような形をとっていることから、英語名ではHammerhead sharkと呼ばれる。






なるほど。確かにおもしろい特徴的な形をしている。左右に飛び出した頭部の先に目がある。

今回発見されたサメは、おそらくシュモクザメの一種であろうということだが、










確かに、シュモクザメのように頭部だけが急に飛び出ていない。

体の部分と頭とが、なだらかにつながっている。



この様な頭をしたシュモクザメは未だかつて確認されたことがなく、新たな種類の発見として今話題になっているのだ。





このサメは、どうやら生息地域が限られており、かなり綺麗な海にしか住めないことがわかっている。

そのことから、発見されたベリーズの海は広範囲において汚染されていないことがわかる。

1400種以上の植物や魚たちが住んでいる、海の天国なのだ。







しかしこのサメ、最初からいたのか、それとも突然変異なのか、気になるところだ。





掲載元:http://www.huffingtonpost.de/2017/03/29/forscher-entdecken-im-ozean-bislang-unbekannten-hai--sein-kopf-sieht-seltsam-aus_n_15685194.html?ncid=fcbklnkdehpmg00000002

(秒刊サンデー:はる)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 【ザワザワ】ベリーズの海にて未だ誰も見たことがない新種のサメが発見される