日本は戦後工業化による目覚ましい発展を遂げ、焼け野原から経済大国へと上り詰めた。それは単に経済発展という言葉では説明できない日本人としての特質が関わっている。勤勉の背景に丁寧、繊細という性格があり、それが製品に転嫁されmade in Japanというブランドを世界に認知させた。この“器用”さは「小型化」「高性能」という付加価値を含んでいる。ビジネス以外にもこの性質を垣間見ることができる。例えば趣味の世界。ニコニコ動画にアップされた個人のミニチュアアート「コルク瓶の中に部屋を作ってみた」はその象徴だ。