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【SNSで話題】絶景スポットとして大人気!新潟の清津峡渓谷トンネルに行ってみた


新潟観光で訪れたい清津峡(きよつきょう)は、日本三大峡谷の1つ。柱状節理(ちゅうじょうせつり)とエメラルドグリーンの清津川が織りなす風景は圧巻です。さらに映える写真が撮れるとSNSで話題なのが、清津峡渓谷トンネルの水盤鏡の絶景。南米のウユニ塩湖や香川の父母ヶ浜(ちちぶがはま)のように水鏡に映る絶景はいろいろありますが、清津峡は水鏡+鏡面天井で絶景を生み出すアート作品でもあるのが特徴です。新緑や紅葉や雪景色、四季折々の美しさが楽しめる清津峡。予約は必要?アクセスや駐車場は?割引やトイレの注意事項まで現地ルポで紹介します。





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日本三大峡谷・柱状節理が壮観な清津峡(きよつきょう)









清津峡は、柱状節理(ちゅうじょうせつり)の見事な峡谷。富山県の黒部峡谷、三重県の大杉谷とともに、日本三大峡谷の一つに数えられます。1941年に国の名勝及び天然記念物に指定されました。温泉や宿泊施設もあります。









清津川沿いの遊歩道を抜け、トンネル入り口まで歩きます。川の色がエメラルドグリーンできれい! この清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷をつくり、雄大な柱状節理の岩肌と清流の美しい絶景を生み出しています。





エントランス施設にはお土産&カフェ、無料の足湯も









途中、エントランス施設がありました。この建物の1階はお土産&カフェ、2階は無料の足湯になっているので、トンネルを歩いた帰りに疲れを癒すのにおすすめ。お土産情報は記事最後で紹介します!






屋根がテントのようになっているおしゃれな足湯





5つの異なる色が彩る光のトンネル









昔は清津川に沿って歩道があり、多くの観光客で賑わっていたという清津峡。しかし落石事故により歩道が閉鎖、安全に通行でき外観を損ねない「歩道トンネル」が建設されたといいます。内部をアート作品として改修したのは、中国の建築家集団「マ・ヤンソン/MADアーキテクツ」です。





トンネルは全長750mで往復1,500m、見学の所要時間は約40-60分ほどです。





「越後妻有 大地の芸術祭 2022」会期中は入坑料金が高くなっています









トンネル入り口の検温スポットにて配布されるリストバンドがないと入坑できません。ご注意を!





また、令和4年4月29日~11月13日までは「越後妻有 大地の芸術祭 2022」会期中のため、大人のみ通常より入坑料金が高くなっています。大人1,000円(通常は大人800円)、小・中学生 400円、未就学児は無料です。





大地の芸術祭2022 作品鑑賞パスポート持参の場合は、一回限り大人 500円に割引されます。





ミステリアスな音楽も流れる神秘空間









トンネル内は、ゾーンにより5つの異なる色でライトアップされていて、ミステリアスな音楽も流れています。最初はグリーンです。神秘的な雰囲気に誘われてワクワクしてきました。









「第一見晴所まで325m」ーこんな風に、途中、現在の位置を知らせてくれる看板があります。まだまだ先は長いぞ。









グリーンが濃くなってきました。どんどん歩きます。なんだか、ロールプレイングゲームの主人公になった気分。









やっと「第一見晴所まで225m」の地点まで来ました。





清津峡はかつて海の底にあった









トンネルの途中には、こんな感じでパネルの展示もあり、清津峡の歴史や成り立ちについて解説されています。





海底火山が活発だった、約1600万年前〜1300万年前の時代、清津峡のある新潟県も大部分は海の底だったそう。その証拠として、カルカロドン(ムカシオオホホジロザメ)の歯の化石が発見されています。





海底に降り積もった火山灰は、化学変化で緑色に変色。緑色凝灰岩(グリーンタフ)となります。





柱状節理は、この緑色凝灰岩(グリーンタフ)にマグマが地層に貫入し、冷え固まり収縮する際にできる割れ目です。冷却面に垂直に六角柱状ができます。





さらに、海底が隆起して陸地の山となり、清津川によって削られ、地下の柱状節理が谷底に顔を出したのが、現在の清津峡です。









トンネルの色はイエローに変化。









そしてレッドに。第一見晴所まで、あと105m。





第一見晴所では柱状節理を眺めることができる









第一見晴所からは、清津峡の最大の特徴である柱状節理を眺めることができます。









実際に近くで見ると、想像していた以上に迫力があります。六角形の鉛筆を束ねたような岩肌……なぜ六角形になるのか不思議だと思いませんか? 考えてみると、蜂の巣や雪の結晶、亀の甲羅などにも六角形は見られます。





実はそれについても途中のパネルに説明がありました。「割れ目は全体のひずみを公平に開放するように二次的に伝播し、亀甲パターンをつくります。」ーと言われても……すみません、パネルの解説だけでは、筆者にはうまく理解できませんでした。





その後、いろいろ調べてみたのですが、どうも中心に向かって収縮するとき、一番安定する形が六角形ということのようです。ちなみに、柱状節理自体は、四角形、五角形、七角形、八角形などもあります。









第一見晴所から第二見晴所までは60m。目指す水盤鏡のあるパノラマステーションも近づいてきました。









色はオレンジに変わります。





第二見晴所には不思議なトイレがあります









第二見晴所は、空間が歪んで見えるような縞の壁面デザイン空間に、異世界から降りてきたような鏡面のトイレが鎮座しています。このトイレ、実際に利用できるのですが、行列になることもしばしば。入るときは、靴を脱いでスリッパに履き替えます。









そして、実は内部から外が見えるようになっているんです。外からは見えないとはいえ、これは落ち着かない……。パブリックとプライベートについて考えさせられるアート作品です。





第三見晴所はしずくのような鏡のアートがあります









湾曲した壁に散りばめられたしずくのような形の鏡が印象的な、第三見晴所。









さあ、目指すパノラマステーションまで200mのところまで来ましたよ!









色はターコイズブルーに。これで5色制覇!





水盤鏡ゾーンに到着!絶景は撮れるのか?









いよいよパノラマステーションにたどり着きました。清津峡の景観を反転して映し出す、この「水盤鏡」の絶景ショット、SNSなどでよく目にする人もいるのではないでしょうか。





筆者が訪れたときは、そこまでの行列はなかったのですが、後日訪れた友人からは、「行列がすごすぎて水盤の向こう側に行くのは諦めた」と聞きました。時期や時間帯によって、混み具合は変わるようです。









ゾーンの壁の貼り紙では、「行列は作らず、並ばず」「順番等決まりはありません」「追い越して前へお進みください」と書いてあるのですが、筆者が訪れたときは中央に入る人はおらず、なんとなく左に並んで右から出るという行列ができていました。









水鏡の水深は深いところで15cm程度。清津峡の湧水を使用しているそうです。









水鏡の中は裸足でも靴でも入れます。端の方はそこまで深くなく、合皮のスニーカーだった筆者は靴のままでも特に問題なかったのですが、スリッポンだった同行者は結構靴が濡れていました。









水盤の突き当たりはスケルトンの柵があり、柱状節理と清津川の美しいコントラストを見ることができます。









突き当たりから入り口を振り返るとこんな感じ。









渾身の一枚撮れました!





清津峡までのアクセスは?駐車場は?









東京から清津峡までは関越道を使うと車で約3時間。駐車場は無料。第1〜第3まであり、収容台数は約155台です。第1駐車場は清津峡入り口すぐのところにあるのですが、第2と第3はちょっと遠いのでご注意を。第1駐車場から清津峡渓谷トンネル入口までは3~5分、第2駐車場からは7~10分です。写真は、筆者が停めた第2駐車場。暑い時期は坂道が結構ハードかも。





電車の場合は、東京からJR上越新幹線「越後湯沢駅」まで約1時間20分、そこからさらにバスで約25分、バス停清津峡入り口から清津峡渓谷トンネルまでは、徒歩約30分です。





清津峡を訪れるバスツアーなどもあるので、上手に利用してくださいね。





>>駐車場・アクセスについて詳しくはこちら





トンネル内第二見晴所にもトイレはありますが、先ほど紹介したアート作品も兼ねたもの。順番待ちになる場合があり、第1駐車場前にある公衆トイレを利用することをおすすめします。





気になるお土産情報









エントランス施設1階のお土産ショップで気になったのが、着る山菜。トートバッグやパーカ、マスク、手ぬぐいなどがありますが……





みょうがTシャツ ダスティピンク 2,800 円/こごめTシャツ ホワイト 2,500 円(共に税込)



みょうがとこごめのTシャツに一目惚れし、お買い上げ〜。こちらは通販もありますよ!





可愛いミニキューブ型の手作りパウンドケーキ各170円(税込)



クッキー各380円(税込)



また、第一駐車場近くのお土産屋さんには、地元のクルミやとち餅大福も売っていましたよ。













また違う季節にも訪れたい!「清津峡渓谷トンネル」





清津峡渓谷トンネルは、5色のライトアップやアート作品でトンネル内の散歩も飽きずに楽しめて、終点の水鏡の絶景も美しく、足湯に癒されて大満足の観光スポットでした! 次は秋や冬に訪れて、紅葉や冬景色と水鏡のコラボレーションも眺めてみたいです。





事前予約が必要な期間もあるので、公式サイトで必ず確認してくださいね。





清津峡渓谷
新潟県十日町市小出癸2119-2
025-763-4800(清津峡渓谷トンネル管理事務所)
トンネル受付時間:8:30~16:30(閉坑時間 17:00)
※定休日なし(冬季は降雪状況により臨時休坑あり)

清津峡エントランス施設
営業時間:9:00~16:00 (※4月~11月まで営業)


トンネル入坑料
大人(高校生以上) 800円
子供(小・中学生) 400円
未就学児 無料
※令和4年4月29日~11月13日の入坑料はこちら


事前予約対象期間:
7月30日(土)~8月21日(日)/10月29日(土)~11月6日(日)
>>チケット購入・詳細はこちら



https://nakasato-kiyotsu.com




Ma Yansong / MAD Architects, “Tunnel of Light” (Echigo-Tsumari Art Field)





[All Photos by TABIZINE編集部]
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※営業については最新情報をご確認ください。





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