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知らないと損をする英会話術135 イギリス流「sorry」の意外な使い方


イギリス人は街角でのすれ違いざまなど、ちょっとした場面で「sorry」を連発します。一方、最近では、心から謝罪したいときには「sorry」を多用しないほうがいいとも言われているのです。イギリスでのsorryの使い方の基本と、本当に謝罪したい場合の今どきの言い方を紹介します。
sorry

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イギリス人はsorryを連発する!?



謝っている人

よく「欧米人は謝らない」と言われますが、道端ですれ違いざまにちょっとぶつかってしまったなど、「おっと、失礼」と言いたいときに、イギリス人はsorryを連発します。今回は、簡単なようで実は奥深いイギリス流のsorryの使い方を解説します。



sorryの基本の使い方



sorryのメッセージ

まずはsorryの使い方をさっくり確認しましょう。



謝るとき



まず謝りたいときにはsorryを使います。



例)I’m sorry, I’m late. The traffic was so heavy.

遅れてごめんね。渋滞がひどかったの。



聞き取れなかったとき



相手の言っていることが聞き取れなかったときに、Sorry?と語尾を上げて質問口調で聞くことで、「すいません、もう一度言ってください」という意味で使われます。



ちなみにPardon? (もう1回いいですか?)、Come again? (もう一度)という人も多いです。



「残念」と言いたいとき



手を握る

何かよくない知らせを聞いたときに、相手を思いやって「そのことを残念に思う」と同情する気持ちを表す場合にも使います。



例)I didn’t get that job.

あの仕事に、採用されなかったの。



I’m sorry to hear that.

そっか、残念だね。(そのニュースを聞いて残念です)



sorryを押し付けないのがイギリス流エチケット



女性に謝っている男性

ちょっとしたことにはsorryを連発するイギリス人ですが、実際に失言をしてしまった、ミスをしてしまったというようなときには、なかなかI’m sorry とは言いません。



最近は、相手を傷つけてしまった場合に、I’m sorryを多用するのをむしろ控えるのがマナーとされています。謝らないほうがいいの?と不思議に思うかもしれませんが、イギリス人らしい理由があるのです。



イギリス人が傷つけたり迷惑をかけてしまった相手にsorryを使って謝らない理由は、I’m sorryを連発することで、逆に相手に“Don’t worry. It’s fine.”(心配しないで。大丈夫です)と言わせてしまわないようにという配慮からです。



例えば相手を傷つける言葉をかけてしまった場合、



例)I’m so sorry I didn’t mean to say that.

本当にごめん。あんなこと言うつもりではなかったの。



Don’t worry. It’s fine.

気にしないで。いいのよ。



何度も“sorry”と謝られたら、本当は傷ついて決して大丈夫ではなくても、「いいのよ」と言わせてしまうことになります。



現在では、相手も感情的になりたくないであろうビジネスシーンなどでは、I’m sorryを多用するのは避けようという雰囲気になっています。



相手に「いいのよ、大丈夫」と言わせないためには?



談笑する人たち

もちろん傷つけたり迷惑をかけた相手に謝りたいときに、素直に謝ることは大切です。ただし、I’m sorryで謝罪するのは1回で切り上げ、その後に「間違いを指摘してくれてありがとう」と感謝するか、「次からはこうする」と改善策を言うことがよしとされています。



そうすることで、相手に「いいのよ。大丈夫だから」と無理やり言わせなくて済むからです。



例)How’s your husband?

ご主人は元気?



Well, actually we are separated.

えっと、実は別居してるの。



I’m sorry I didn’t know. Thank you for sharing.

ごめん、知らなかった。教えてくれてありがとう。



上のようにI’m sorryだけで会話を切り上げずに、別の文章で終わらせることがコツです。



イギリス人は気遣いやマナーを大変重んじる日本にもどこか似た文化があります。「ごめん、ごめん」と連発するよりも、相手に「いいのよ」と言わせない配慮からくる、ちょっと複雑なsorryの使い方を紹介しました。参考にしてみてくださいね。



[All Photos by Shutterstock.com]



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