はじめに
年の暮れ、大晦日が近くなると思い出すのは、除夜の鐘。
ゴーンという音の響きが良く、穏やかな気持ちで1年を振り返ることができますよね。
今年はそんな除夜の鐘を聴くだけでなく、撞いてみませんか?
実際に除夜の鐘が撞ける、東京のお寺をご紹介します。
①風格漂う寛永の大梵鐘:東本願寺
東本願寺は、東京都大東区西浅草1丁目にある浄土真宗東本願寺派の本山です。
1621年に江戸浅草御堂(築地本願寺)が創建されたのですが、1657年の明暦の大火によって寺は消失し、浅草に移転しました。そのため、「浅草本願寺」や「浅草門跡」と呼ばれるようになりました。1630年以後のものだと推定されている梵鐘からは、荘厳な音色が鳴り響きます。
除夜の鐘を撞くことができるのは、事前予約した108名。
それに間に合わなくても、当日に整理券が配布されますので、108つ鳴った除夜の鐘の後に鐘を撞くこともできますよ。
◆東本願寺
住所:東京都大東区西浅草1-5-5
電話番号:03-3843-9511
除夜の鐘の時間:12月31日23:30~翌1月1日1:000
東本願寺
②先着600名まで:池上本門寺
東京都大田区池上にあるお寺で、日蓮宗の大本山が池上本門寺です。
日蓮聖人の入滅した霊場で、七大本山の1つにも挙げられています。
なんと言っても大きな梵鐘が特徴で、何人かがかりで思いっきり鐘を撞くことができます。
12月31日の23:00から鐘楼堂前で配布される600枚の整理券を手に入れれば、鐘を撞くことができますよ。
毎年たくさんの人が除夜の鐘目当てに集まるので早めの訪問がおすすめです。
◆池上本門寺
住所:東京都大田区池上1-1-1
電話番号:03-3752-2331
除夜の鐘の時間:12月31日23:00~
池上本願寺
③108回まではお守りつき:新井薬師梅照院
東京都中野区にあるお寺で、新井薬師として知られています。
中野区で最大の寺院で、地元の人からは「薬師さん」と呼ばれ親しまれてきました。
目の仏様と言われており、絵馬には「目」の文字が記されています。
また、お地蔵さんにひしゃくで水をかけて治してほしい部分をスポンジやたわしで擦って祈ると治癒するという「ねがい地蔵」にも参拝してみてください。
除夜の鐘は一般参加ができ、並んだ方は鐘を撞くことができます。
108回目までは500円を払うとお守りつきなので、ぜひ早めに行ってみてください。
◆新井薬師梅照院
住所:東京都中野区新井5-3-5
電話番号:03-3386-1355
除夜の鐘の時間:12月31日23:45頃~翌1月1日2:00まで
新井薬師梅照院
④重要文化財に指定:威光山法明寺(いこうざんほうみょうじ)
東京都豊島区南池袋にあるお日蓮宗のお寺です。飛び地境内には、鬼子母神堂もあります。
法妙寺の梵鐘は、1645年に鋳造されましたが、その後破壊されてから、再び1732年に11月に再鋳された金です。
重要文化財に指定されているのですが、そんな鐘を除夜の鐘として撞くことができます。
人数の制限はなく、時間内であれば無料で鐘を撞くことがでるので、おすすめですよ。
ただ、人は多いので早めに行くことをおすすめします。
◆威光山法明寺(いこうざんほうみょうじ)
住所:東京都豊島区南池袋3-18-18
電話番号:03-3971-4383
除夜の鐘の時間:12月31日23:50~翌1月1日1:30頃まで
威光山法明寺(いこうざんほうみょうじ)
おわりに
除夜の鐘が付けるお寺は都内にはほかにもたくさんあります。
「築地本願寺」や「柴又帝釈天」などもあるので、事前予約の方法や料金を調べて行ってみてくださいね。