はじめに
日本の世界自然遺産は、実は4ヶ所しか存在しないことをご存知ですか? 今回は、日本人として知っておきたい、世界に誇る世界自然遺産に指定されているスポットをご紹介します。
日本にある世界自然遺産スポット①白神山地(青森県・秋田県)
青森県と秋田県にまたがる白神山地では、世界最大規模のブナ林が残っています。その中心は伐採もされず、原生林の姿のまま。様々な野生の動植物が息づいていることが、自然遺産登録の決め手となりました。
開放感にあふれた暗門滝や山頂から一望できる二ツ森などが、観光地として人気です。ガイド会によるプライベートガイドでは様々なコースが設定されているため、初心者から登山の経験者まで広大な自然を感じられるスポットです。
◆白神山地 二ツ森
住所:秋田県山本郡藤里町国有林、八峰町八森
[tabiiro-gadget]200786[/tabiiro-gadget]
日本にある世界自然遺産スポット②屋久島(鹿児島県)
白神山地と並んで日本で最初に世界自然遺産登録された屋久島では、「1ヶ月のうち35日は雨」といわれるほど降雨量が多く、その恵みによって、数多くの生物が生息しています。
島の面積は、東京23区ほど。その独特の地形によって北海道から九州までの気候が凝縮されており、荒々しい天候の変化に、神々しさも感じます。夫婦が手を携えているように見える夫婦杉や、樹齢1000年以上の屋久杉、スタジオジブリの映画『もののけ姫』の舞台になったと言われる神秘的な雰囲気の白谷雲水峡など、名所揃いです。
◆屋久島
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
[tabiiro-gadget]202120[/tabiiro-gadget]
日本にある世界自然遺産スポット③知床(北海道)
北海道で唯一、自然遺産に登録されている知床。手つかずの自然が多く残っているのは、「しれとこ100平方メートル運動」という自然保護活動を行った影響が強くあるためです。
見どころは多々ありますが、知床八景のひとつである「シンコシンの滝」は、緑の季節も壮観ですが、冬の凍った姿も迫力満点。そのほか、滝自体が温泉であるカムイワッカ湯の滝や、知床五湖、プユニ岬など、壮大な自然を感じられる名所が多数あります。
◆知床五湖
住所:北海道斜里郡斜里町知床国立公園内
[tabiiro-gadget]200562[/tabiiro-gadget]
日本にある世界自然遺産スポット④小笠原諸島(東京都)
青い海に囲まれた小笠原諸島は、2011年に自然遺産に登録されました。太平洋上に浮かぶ大小30余りの島々は大陸から独立しているため、独自の生態系ができあがっています。
底が透けて見えるほどの美しい海や、感動的な星空など、東京都とは思えない大自然にきっと驚くはず。身を委ねて、時間を忘れてゆっくり旅をしたいスポットです。