はじめに
全国的にも珍しい石造りの教会が、長崎県の頭ヶ島にある「頭ヶ島天主堂」です。
国の重要文化財にも指定されている「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころをご紹介します。
長崎県「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころ①頭ヶ島天主堂とは?
長崎県の頭ヶ島は、全島民がキリシタンという歴史を持つ島です。
キリシタンへの弾圧“五島崩れ”の際には、牢から信徒全員が逃がれました。
島を離れ迫害の終わりを迎えた後、再びこの頭ヶ島へ戻ってきたと言われています。
「頭ヶ島天主堂」は日本の教会建築に功績を残した鉄川与助による設計施工。
着工から10年あまりの歳月をかけ、信徒による献身的な努力の末に完成しました!
◆頭ヶ島天主堂
住所:長崎県南松浦郡 新上五島町友住郷頭ヶ島638
電話番号:(長崎の教会群インフォメーションセンター)095-823-7650
見学受付時間:9:00~17:00
※見学は長崎の教会群インフォメーションセンターへの事前連絡が必要です。
長崎県「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころ②国内でも珍しい石造りの教会
長崎県の頭ヶ島にある教会「頭ヶ島天主堂」は、国内でも珍しい切石積の石造りの教会です。
頭ヶ島の白浜海岸の西側奥のウゴラや、上五島空港の下のデンノウラなどの採石場から石を切り出し、潮の流れが緩やかな時期に海から石を船で運び、少しずつ作業を進めていったといわれます。
地元の石を使い、長い歳月をかけて建てられた教会は、まさに頭ヶ島のキリシタンの信仰の象徴なんです♪
長崎県「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころ③ツバキのモチーフ
長崎県の頭ヶ島にある教会「頭ヶ島天主堂」は、別名“花の御堂”とも親しまれてます。
内部の船底のような折上天井の随所に、“ツバキ”をモチーフにした美しい文様があしらわれています。
重厚な石造りの開館と華やかな内部が特徴の教会として、2001年に国の重要文化財に指定されました!
ぜひ目を凝らして見てみてください♪
長崎県「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころ④信徒の想いを感じる花
長崎県の頭ヶ島にある教会「頭ヶ島天主堂」には、祭壇にいつも美しい花が飾られています。
信徒自ら祭壇に飾る花を一年中欠かさないようにと、自ら育てお供えしているんですよ。
『神様に捧げた家をきれいに……』という想い、かつて教会建築に関わった信徒の想いを受け継ぎ、美しい花が今日も御堂内を彩ります。
そうした背景を感じながら、眺めたいものですね♡
おわりに
長崎県の頭ヶ島にある教会「頭ヶ島天主堂」の魅力と見どころをご紹介しました。
頭ヶ島のキリシタンが苦労を乗り越えた歴史に想いを馳せて見学すると、よりその美しさに感動することでしょう♡