はじめに
愛知県の中心地、名古屋市。
その港区から中川区にかけて流れている「中川運河」は、アートイベントの開催地にもなっているスポットです。
今回は、運河ができた経緯と併せておすすめの観光スポットをご紹介します。
名古屋市にある「中川運河」ができるまで
愛知県名古屋市港区の「名古屋港」から、中川区の「旧国鉄笹島貨物駅」までを結んでいる中川運河。
昭和30年ごろまで活用されていて、名古屋で重要な水上運送路でした。
そのはじまりは名古屋港の貿易港化の計画。この計画を達成させるには、中心部にある鉄道から貨物を港まで運ぶ水運が必要だということで、名古屋市都市計画事業の一環として運河の着工がスタートしたのです。
「中川運河キャナルアート」とは?
「中川運河キャナルアート」とは、現在は使われなくなってしまった中川運河をもっと多くの人に知ってもらいたい、との思いから始まった市民プロジェクトです。
運河沿いの水辺をコスモスで彩ったり(コスモスプロジェクト)、海外アーティストを呼んでワークショップを開いたり、水上を利用したアートイベントを開いたりなど、名古屋のモノづくりの観点から新しい文化を生み出そうとしています。
一般社団法人 中川運河キャナルアート
「名古屋港」は現在水族館になっている
昭和中期までは商業として栄えていた名古屋港ですが、現在は「名古屋港水族館」という水族館が建設されています。
駅からのアクセスも良く、休日になると大勢の家族連れで賑わっています。
その広大な敷地面積に、名古屋港水族館だけでしか見られない生き物たちの展示や、イルカショー、企画展など何回行っても楽しめる工夫がいっぱい。
名古屋港水族館
中川運河へ行ってみよう!
最後に、中川区のキャナルアート会場までのアクセスをご紹介します。
バスで行く場合は、名古屋駅から名古屋市営バスが出ています。ミッドランドスクエア前の5番乗り場で「中川車庫ゆき」のバスに乗り、広川町四丁目というバス停で下車します。そこからは徒歩約1分です。
電車で行く場合は、名鉄名古屋本線より「山王駅」で下車 し、 西方面へ徒歩約10分です。
おわりに
いかがでしたか?
昔は商業の重要な水運として使われてきた中川運河ですが、現在はアートの街へと進化を遂げています。
ぜひ名古屋のモノづくりに触れてみてください。