はじめに
京都府の観光スポットは数知れず。そんな中で、地元の人たちから“八坂の庚申さん”の愛称で親しまれている「八坂庚申堂」は、行ってみると不思議とほっこりできるスポットなんです♡
くくり猿の姿がかわいらしく、さらには願い事が叶うとされている「八坂庚申堂」。
その魅力をご紹介します!
願い事が叶う♡くくり猿で有名な京都府「八坂庚申堂」①八坂庚申堂ってどんなところ?
京都の隠れた人気スポットとして知られる、八坂庚申堂(やさかこうしんどう)。
八坂庚申堂は、京都の東山付近にあるお寺で、東京の浅草寺、大阪の四天王寺とともに日本三庚申(さんこうしん)のひとつとされています。
このお寺には、くくり猿と呼ばれるカラフルなお猿のお守りを奉納する習慣があり、くくり猿のように一つの欲望を捨て、我慢すれば願い事が叶う、と言われているんです♪
願い事が叶う♡くくり猿で有名な京都府「八坂庚申堂」②庚申ってなに?
「庚申」とは、干支の庚(かのえ)と申(さる)の日のことです。
中国の道教によると、人間の体の中には三尸(さんし)という虫がいて、庚申の日の夜に、寝ている人間の体を抜け出し、天帝様にその人の悪事を告口しに行くそう。
すると、怒った天帝様が人間の寿命を縮めてしまう……という言い伝えがあるんです。
人々は夜通し起きることで、三尸が体から出て行くのを防ぎ、長生きを願ったそうです。
この風習が、日本に伝えられ、様々な形で夜の時間を過ごし、寿命が縮まないようにしたんだとか!
願い事が叶う♡くくり猿で有名な京都府「八坂庚申堂」③カラフルなくくり猿の由来
京都府の東山エリアにあるお寺「八坂庚申堂」は、くくり猿のお守りでも有名です。
くくり猿は、手足を縛られた格好をしたカラフルな布で作られたお守り。
猿の身体に願い事を書いて、奉納するのが習わしとなっています。
このくくり猿、本能や欲望のままに動く猿の手足を縛ることで、欲に走らないようにと戒めているのだとか。
そこで、人間もくくり猿に倣って、一つの浴を手放し、代わりに願い事を一つ叶えてもらおう……という意味を込めて奉納するんだそうです。
カラフルなくくり猿は、お寺のあちこちに結ばれていて、見ているだけで楽しくなりますよ♡
願い事が叶う♡くくり猿で有名な京都府「八坂庚申堂」④こんにゃく炊きにも行きたい
「八坂庚申堂」では、年に6回こんにゃく炊きも行われます。
くくり猿と同じ形にかたどられて煮たこんにゃくには、無病息災の願いが込められているんだとか。
古くは、八坂庚申堂の開祖である浄蔵貴所が、父の病気が治るようにとこんにゃくを捧げたところ、無事治ったんだとか!
それを機に、庚申日にこんにゃくが振舞われるようになったそうですよ♪
健康を願う行事なので、大切な人と一緒に参加してみたいですね♡
◆八坂庚申堂
住所:京都市東山区金園町390
電話番号:075-541-2565
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無料
八坂庚申堂
おわりに
京都府の東山エリアにある隠れた人気スポット「八坂庚申堂」をご紹介しました。
カラフルなくくり猿は、外国の方にも大人気だそう。そのため中には英語で書かれた願い事もあります。
ぜひ欲を捨て、願いを叶えるというくくり猿の奉納に挑戦してみてくださいね。
お寺の中には、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿もいるので、ぜひ探してみてください♪