はじめに
2021年1月9日、流氷観光船として活躍しているガリンコ号に新型が登場します。11月22日に予定している紋別港着港に先がけて、横浜港での内覧会に参加した編集部員が「ガリンコ号 Ⅲ IMERU」をご案内します。
北海道観光の風物詩・流氷観光船
陸から眺めることもできる流氷ですが、おすすめは船。一面に広がる流氷に覆われた海を目の当たりにできます。上記の写真は、紋別市で乗船できる『ガリンコ号Ⅱ』。日本で初めて流氷観光を目的につくられた船です。船首についたスクリューが「ガリガリ」と流氷を砕いてすすみ、旅の思い出を刻んでくれます。このガリンコ号に新型『ガリンコ号Ⅲ IMERU(イメル)』が仲間入り。
重量は2倍以上! 大きくパワフルになったガリンコ号Ⅲ
総重量150トン、全長35mのガリンコ号Ⅱですが、ガリンコ号Ⅲは総重量370トン、全長45mと格段にサイズアップ。さらにスピードも、約18.5キロから約30キロに! 温暖化の影響で、流れてくる流氷が減ってきているそうですが、速度が上がったことで、時間内により遠くまで行くことができるため、たくさんの流氷を見られることが期待されています。
階層も2階層から3階層と高くなり、より高所からの流氷観光が楽しめそうです。展望スペースも増えているので、混雑緩和も期待。
3階からの景色。写真は横浜の海ですが、この景色が一面流氷になることを想像してみてください。右の写真は、実際のオホーツクの流氷、この厚みのある氷を砕きながら船が進みます。
座席数は235席と約2倍に増設
ガリンコ号Ⅱは、定員が195名の席数128席と、満員の時は座れないお客がでてしまう椅子取りゲーム状態でしたが、そこも定員235名・席数235名と定員・席数がともに増えたため、の
んびりと流氷観光が楽しめます。この新型ガリンコ号Ⅲ IMERUで流氷観光を楽しみませんか?
公式サイトから予約可能です。また、定員を減員のうえ運行予定ですので、あわせて確認してみてください。
■ガリンコ号Ⅲ イメル
総トン数:370トン
全長/全幅:45.8/8.5m
旅客定員:235名
速力:16ノット(約30キロ)
座席数:235席
階層:3層
■ガリンコ号Ⅱ
総トン数:150トン
全長/全幅:35m/7m
旅客定員:195名
速力:11ノット(約18.5キロ)
座席数:128席
階層:2層
おわりに
いかがでしたたか?
流氷観光船ガリンコ号Ⅲ IMERU。イメルとはアイヌ語で「光」を意味するそう。文字通り、北海道観光の新星として2021年の1月9日に輝かしくデビューするのをお楽しみに!