はじめに
新潟県新潟市の東に位置する「福島潟」は、新潟県では佐渡の加茂湖に次いで大きな湖です。
春には菜の花畑も楽しめる福島潟には、国の天然記念物に指定されている渡り鳥・オオヒシクイをはじめとし、約220種類もの野鳥が訪れます。
今回は、新潟の原風景とも言われる「福島潟」の魅力についてご紹介します。
新潟県の原風景が広がる自然豊かな「福島潟」にくらす生き物
ずっと眺めていたくなる、きれいな景色が広がる福島潟は、新潟県新潟市にある湖です。
晴れた日には湖面に五頭連峰が映るその景色は、カメラ好きも多く足を運ぶほど。
そんな福島潟は、その美しい自然から動植物が多く生息していることでも知られています。
なかでも有名なのは、国の天然記念物に指定されている渡り鳥「オオヒシクイ」。冬になると越冬地として福島潟に降り立ち、寒い冬を過ごしています。
また、水生植物や湿地で育つ植物もなんと450種類以上確認されているのだとか。
たくさんの動物や植物がくらす福島潟は、新潟の原風景を今もなお残していると言えるでしょう。
新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ
春シーズンは絶対行くべき!「水の公園福島潟」の菜の花畑
自然豊かな福島潟には、水の公園福島潟があり、気軽に福島潟の自然を満喫できます。
中でもオススメなのが、4月上旬から1ヶ月ほど楽しめる菜の花畑。福島潟湖畔一面を黄色い花が覆う春の風景は、まるで絵本の中の世界に迷い込んだような気分になってしまうほど。
「日本の自然百選」「にいがた景勝百選」「遊歩百選」にも選出されているほどの風光明媚な福島潟の春をぜひ堪能してみてください。
水の公園 福島潟
こんなの見たことない! 大きな葉っぱが特徴のオニバス
春だけでなく夏や秋、冬も楽しめる福島潟。
夏になると葉を広げ、かわいい花を咲かせてくれる福島潟のオニバスは、全国で70か所ほどしか生息が確認されていない、とっても貴重なハス科植物。
最大2mほどにもなると言われる大きな葉っぱが特徴です。
昔は、福島潟を渡る船の運航の邪魔になってしまうくらい生息したと言われるオニバス。今では貴重な植物として保全活動が始まっています。
水の公園 福島潟 公式ホームページ
福島潟を楽しむなら「ビュー福島潟」へ行こう!
地上7階建て、高さ約29mの丸い建物が特徴的な「ビュー福島潟」は、福島潟の歴史や自然などを紹介する施設です。
6階にある展望ホールからは、福島潟が一望でき、館内には喫茶店も併設されています。
イベントや特別展示なども季節によっては開催されていますから、福島潟を一気に知りたい人にもオススメです。福島潟を訪れた際には、ぜひビュー福島潟に立ち寄ってみてくださいね。
◆水の駅 ビュー福島潟
住所:新潟県新潟市北区前新田乙493
電話:025-387-1491
開館時間:9:00〜17:00
閉館日:月曜(月曜祝日の場合は翌日)、 年末年始(12月28日~1月4日)
水の公園 福島潟 公式サイト
おわりに
思わず写真におさめたくなるほど美しい景色が楽しめる、新潟県の福島潟。
オオヒシクイやオニバスなど、貴重な渡り鳥や植物もみなさんが来るのを待っています。
水辺の景色が多い新潟市ならではの自然の恵みを、ぜひ満喫してみてください。