はじめに
越後平野やたくさんの山を保有する新潟県は、自然にふあれたスポットです。
今回はその中でも、日本百名山に選定されている「魚沼駒ヶ岳」をご紹介します。
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力① 魚沼駒ヶ岳の概要
魚沼駒ヶ岳(うおぬまこまがたけ)は、新潟県魚沼市と南魚沼市をまたがる山です。
別名“越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)”とよばれており、百名山などにはこちらの名前で選定されています。
新潟県にある、八海山・中ノ岳・魚沼駒ヶ岳の3つの山は、総称して魚沼三山と呼ばれており、魚沼三山全域が、越後三山只見国定公園に指定されているんです。
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力② 魚沼駒ヶ岳ってどんな山？
魚沼駒ヶ岳自体の標高は、それほど高くありません。
しかし、水無川のある東側と佐梨川のある北側とが、標高200～300ｍの山麓まで一気に落ち込む大障壁を成しています。
そのため、標高のわりに迫力のある山容を魅せているのです。
地域の特徴上、冬場は豪雪に見舞われ、夏場でも雪渓が残ります。いつでも、雪化粧が楽しめますよ♪
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力③ 微かに残る江戸時代の道
魚沼駒ヶ岳には、“銀の道”と呼ばれる江戸時代の道が残っています。
元禄時代、只見川の上流には銀採掘で繁栄した
“上田銀山”と呼ばれる銀山平がありました。
当時の人口は1万4000人余りだったといわれており、銀を運ぶ人馬が絶えることがなかったと伝わっています。
現在はその“銀の道”も、かすかな踏み跡を残す程度です。
江戸時代に幾人もの人々が通った道。当時どのような気持ちで魚沼駒ヶ岳の四季を見ていたのだろう？と考えると、また違った見方ができそうですね。
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力④ 美しい姿とは別の姿
魚沼駒ヶ岳のおすすめスポットは、昭和39年に拓かれた“裏の尾根道”です。
この登山道は、八海山と大倉登山口経由で越後三山森林公園まで、車で行くことができます。モチナガハナ沢とデトノアイソメ沢に挟まれた尾根を上るコースとなっています。
険しい水無渓谷や、八海山東面岩壁などの迫力の景色を楽しむことができるんです。
ぜひ、裏の尾根道から、別の姿を見せる魚沼駒ヶ岳を写真に収めてください！
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力⑤ おすすめの季節
魚沼駒ヶ岳でのおすすめの季節は「秋」です。
登山道の入口である『枝折峠』は、雲海や滝雲をみるスポットとしても有名です。
秋には、貴重な雲海や滝雲(たきぐも)が見れる確率がグッと高まりますよ！
そのため、写真家が集まる場所としても有名なんです。
ちょっと早起きをして、『枝折峠』から雲海や滝雲を見た後に、魚沼駒ヶ岳への登頂を始めてみてもいいかもしれませんね。
魚沼駒ヶ岳の豊かな自然と、貴重な雲海や滝雲などの大自然の美しさに触れることができるので、おすすめですよ♪
もちろん、雲海や滝雲は条件によって見れない場合もあるので、見れたらとってもラッキーですね♡
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力⑥ おすすめの楽しみ方
山は眺めて楽しみたい……という方もいますよね。
そんな方は、魚沼駒ヶ岳の山麓にある、湯之谷温泉郷(ゆのたにおんせんきょう)で温泉に浸かってみてはいかがでしょうか？
湯之谷温泉郷は、古めかしい橋やコシヒカリの棚田などがあり、どこかノスタルジックな雰囲気を感じられるスポットです。
もちろん、魚沼駒ヶ岳を制覇した後に、ゆっくりと温泉で疲れを癒すのもおすすめですよ！
◆湯之谷商工会
住所：新潟県魚沼市吉田1148
電話番号：025-792-1511
湯之谷商工会
登山しよう♪新潟県の「魚沼駒ヶ岳」の魅力へのアクセス方法
魚沼駒ヶ岳へのアクセス方法をご紹介します。
バスは出ていますが、本数が少ないためご注意ください。
【JR利用の場合】
JR上越線小出駅→南越後観光バス利用→枝折峠頂上バス停下車
所要時間：約1時間5分/料金：680円/1日1便
【車の場合）
関越自動車道小出ICから約26km
枝折峠の駐車場は約30台駐車可能
おわりに
新潟県の「魚沼駒ヶ岳」をご紹介しました。
山の近くには温泉が多いものです。登山やトレッキングなどの体力に自信がない……という方は、まずは山を眺めてみるのもおすすめです。
雄大な自然をながめることで、嫌なことも忘れられ、気分転換になりますよ。
