はじめに
神社の守り主と言えば、定番の「狛犬」ですよね。大分県には狛犬ならぬ「狛鷹」のいる神社があるんですよ!
今回は、大分県の鷹鳥屋神社についてご紹介いたします。

鷹鳥屋神社とは?
大分県宇目市真弓地区にある鷹鳥屋神社(たかどやじんじゃ)は、地元の人々からは「たかどやさん」という愛称で親しまれています。
こちらは1275年(健治元年)に創始された歴史と由緒のある神社。標高639m地点にある鷹鳥屋山の山頂部に神社があり、車で神社の駐車場まで向かうことができますが、ハイキングとあわせて訪れる方もいるそうですよ。

なぜ、狛犬ならぬ駒鷹なのか?
鷹鳥屋神社の最大の特徴が、狛犬ならぬ狛鷹が鎮座しているということです。
この狛鷹は、高さ約60cm程で、鋭いくちばしを備えて堂々とした佇まいをしており、力強さを感じるほど。
なぜ、狛犬の代わりに狛鷹なのか…?
それは、鷹鳥屋神社の創建に由来があるんです。創建当時、宮崎県の県境の見張りを命じられた宮司・矢野家の先祖が道に迷ったときに白い鷹が舞い降り、山頂まで導かれたため、鷹を神の遣いとして大切にし、狛犬の代わりに狛鷹がいる神社となっています。
ちなみに大分県にはほかにも狛犬の代わりに狛亀がいる神社もあるので、変わり狛犬が居る神社巡りをしてみてもいいかもしれませんね。
鷹鳥屋山にも注目
鷹鳥屋神社の周囲には、ぐるっと取り囲むように原生林のような樹齢500年以上ものモミの大木や杉の大木が生い茂っている樹林帯があります。
大分県指定の天然記念物にもなっており、山自体の標高が高くないので軽いハイキングに訪れる方が多いそう。鷹鳥屋山の参道は、杉の巨木の並木道となっており、参道を歩くだけで神聖な領域に居ることを感じさせてくれますよ。
◆鷹鳥屋神社
住所:大分県佐伯市宇目大字南田原字真弓
電話番号:0972-52-1111(佐伯市宇目振興局 地域振興教育課)
鷹鳥屋神社
おわりに
鷹鳥屋神社は、周辺の神社よりも格式の高い神社で、氏子さんたちが掃除をして綺麗に保たれている神社です。白い鷹が幸運へとあなたを導いてくれるかもしれませんよ?