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サウジアラビアのアルウラで2020年ノーベル賞受賞者ヘグラ会議を開始



「伝承 – 伝統を分かち合う」をテーマにした3日間の会議

ノーベル賞受賞者18人と32カ国の社会・政界リーダーが参加

サウジアラビア・アルウラ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ノーベル賞受賞者ヘグラ会議は本日、サウジアラビアのアルウラで正式に開始されました。会議は1月30日から2月1日まで行われ、人類と世界の状況を改善するための解決策について話し合い、提示するために、平和、経済学、文学、物理学、化学、生理学・医学のノーベル賞受賞者18人と、32カ国の卓越した社会・政界リーダーが一堂に会します。会議は、サウジアラビア文化相でアルウラ王立委員会会長のバドル・ビン・アブドラ・ビン・ファルハン・アルサウード皇太子殿下により主催されました。





アルウラは数千年にわたり、あらゆる宗教と異なる文化を持つ人々が集まって、思考し、討論をし、意見を交換する場所となってきました。こうした精神の下、ヘグラ会議は影響と解決策主導であり、討論は教育、健康、農業、経済の未来に関する明瞭な解決策を導き出すことを目的としています。



これまでの集まりの成果と提案には、世界の債務に関する世界会議の招集、世界的なAIDS研究の集積、中東科学ファンド(MESF)の設立が含まれます。



これまでの会議では、テロリズムとの闘いにおける教育の役割、拡散防止、貧困、経済的エンパワメント、文化、世界の社会に対するグローバリゼーションの影響など、多岐にわたる複雑な問題に焦点が当てられました。



今年のテーマは、「伝承:伝統を分かち合う(Transmission: A Shared Heritage)」で、すべての文明にとってだけでなく、人類全体として、概念の伝承がいかに根本的な原則であるかを検証します。



2020年ノーベル賞受賞者ヘグラ会議の開催地として、およびビジョン2030に則って、アルウラは新しい産業の育成、および新たな事業創出のための女性と若者のエンパワメントに注力しています。アルウラ文化マニフェストは、長期的な地域発展と持続可能で責任を持ったツーリズムへのRCUの取り組みについて明確な方向を示すもので、地域の保全、歴史、現在と未来の地域住民のためのスキル開発に重きを置いています。



サウジアラビア文化相でアルウラ王立委員会(RCU)会長のバドル・ビン・アブドラ・ビン・ファルハン・アルサウード皇太子殿下は、会議の出席者を歓迎し、次のように述べています。



「数千年もの間、アルウラは文化を導く役割を持ち、あらゆる宗教、文化、思想を持つ人々が集まって意見や知識を交換し貿易を行う、国々の交流地となってきました。今日、私たちは先人と同じ情熱を持って集っています。」



「私たちは、影響力のある独創的な人々の役割を深く信じています。こうした人々は、世界の問題と争いを解決に導き、平和と繁栄を促し、あらゆるレベルで人類と持続可能性の進展に貢献しています。この会議がノーベル賞受賞者にとって比類ないプラットフォームとなり、世界の文化交流におけるアルウラの歴史的役割を蘇らせることを願っています。」



ユネスコのオードリー・アズレー事務局長は、会議出席者に向けて次のように語っています。



「ここアルウラで見られる普遍性と多様性は、伝統が平和や教育、その他の多くを促す動機となることを裏付けています。私たちは、歴史のさまざまな局面について理解し、平和的な対話において伝統がいかほどの役割を担っているかを認め、多様な考えを生み出さなければなりません。」



アルウラ王立委員会のアムル・アルマダニ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。



「会議のテーマである伝承を踏まえて、私たちは自然と芸術が融合する場としてアルウラの文化的状況を精力的に創造し直しています。本日は、過去と未来をつなぐ発見、知的表現、文化的交流のために、世界の偉大な思想家の方々に古代の地の現代的な場所へお集まりいただきました。」



会議のキュレーターを務めたリチャード・アティアスは、次のように述べています。



「私たちの歴史と文化を理解してその価値を認めつつ、新たな世代へ持続可能な形で伝えていくことが、人類の状況を改善する上で不可欠です。世界各地の政治、経済、文化、健康、社会的危機に動かされている不確実な今の時代において、1000年の歴史を持つ場所でこの会議を開催することにより、謙虚な姿勢で人間主義の下、私たちのルーツに立ち返ることができるでしょう。」



アルウラ王立委員会について:



アルウラ王立委員会(RCU)は、勅令により2017年7月にサウジアラビア北西部の素晴らしい自然と文化を有する地域アルウラの保全と保護のために設立されました。RCUは、サウジアラビアでも特に重要な考古学・文化的史跡としてアルウラの価値を再確認し、世界各地からの訪問者を受け入れる準備を進めながら、注意深く持続可能な地域変容の展開と実行の長期計画に着手しています。RCUのアルウラ開発活動は、考古学、ツーリズム、文化、教育、アートと都市再生を横断した幅広いイニシアチブを含み、ビジョン2030に概説されたサウジアラビアのツーリズムとレジャー産業を育成する意欲的な取り組みを反映するものです。



アルウラについて



リヤドから1100kmに位置するサウジアラビア北西部のアルウラは、素晴らしい自然と人類の遺産が残る場所です。面積2万2561平方キロメートルの広大な区域には、緑豊かなオアシスの谷、そびえる砂岩の山々、リヒャン王国とナバテア王国が治めていた数千年前に遡る古代の文化遺産が含まれます。



アルウラで最も有名で認知度の高い史跡は、サウジアラビア初のユネスコ世界遺産であるヘグラです。52ヘクタールの古代都市ヘグラは、かつてはナバテア王国南部の中心都市であり、壁に囲まれた都市の周辺に砂岩の露頭に彫られた精巧なファサードを持つ保存状態の良い約100個の墓を擁します。



アルウラにはヘグラに加えて、ダダン王国とリヒャン王国の首都でありアラビア半島で紀元前1千年紀に最も発展していた都市の1つと考えられている古代ダダン、数千の古代岩石美術と銘刻、そしてヒジャーズ鉄道駅など数多くの魅力的な歴史と考古学史跡があります。



ヘグラ(Mada’in Salih)について:



ヘグラはアルウラの最も象徴的な史跡であり、2008年にサウジアラビア初のユネスコ世界遺産になりました。この古代都市はナバテア文明の南の首都であり、北の首都はペトラでした。一番有名なものは、岩石に刻み込まれたり彫刻されたりした精巧なファサードを持つ保存状態の良い墓であり、壁に囲まれた都市の周辺に100個以上存在しています。これらはナバテアの建築と多数の碑文を良く表す事例であり、過去の文化、人々、言語の重要な手がかりとなっています。最新の研究は、ヘグラが既知のもので最南端のローマ王国前哨地であったことを示唆しています。この史跡は、タントラの冬・フェスティバル会期中の2020年3月7日まで臨時公開され、2020年10月までに全面公開される予定です。



リチャード・アティアス&アソシエーツについて:



リチャード・アティアス&アソシエーツ(RA&A)は、戦略的コミュニケーションとイベント管理の国際的アドバイザリー企業です。グローバル企業、政府、国際機関がクライアントになっています。RA&Aのミッションは、目に見える結果を出すプラットフォームの策定により、クライアントに寄り添い、ブランドを強化することです。RA&Aはすでにアフリカ、欧州、中東、米国に進出しており、アジアと中南米でプレゼンスを拡大しています。RA&Aの詳細については、http://richardattiasassociates.comをご覧ください。



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