ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 日本は今月ミャンマーへビザなし渡航できるようになり、2018年のヘンリー・パスポート・インデックスでシンガポールを抜いて、首位に輝きました。日本は現在、「ビザなし渡航」もしくは「到着時のビザ取得」が可能な国と地域の数が190となっています(シンガポールは合計189)。日本とシンガポールは、2月にドイツを2014年以来初めて2位に追いやって両国共に1位となってから、接戦を繰り広げてきました。
ドイツは現在3位へと順位を落とし、韓国およびフランスと肩を並べています。この3国の国籍保持者は、188の国と地域へビザなしで入国できます。フランスは先週の金曜日にウズベキスタンへビザなしで入国できるようになり、順位を上げました。イラクとアフガニスタンは引き続き、国際航空運送協会(IATA)からの独占データに基づいたヘンリー・パスポート・インデックスで最下位(160位)となっています。
186の国と地域にビザなし渡航できる米国と英国は4位から5位に下がりました。両国共に2018年年初以来、ビザなし渡航できる新しい国や地域を得ていません。アジアの高実績の国々に比べて、外国へのビザなし渡航を進める活動が停滞していることから、2015年に共同で1位となった両国がすぐに首位に返り咲く可能性は低いようです。
全体的には、アラブ首長国連邦(UAE)がヘンリー・パスポート・インデックスで目覚ましい上昇を見せ、2006年に62位だった順位を現在世界で21位に上げています。今後の予想で最も劇的な順位上昇を見せると思われるのはコソボで、7月にEUとのビザ自由化の条件を正式に満たし、現在、欧州理事会と話し合いを重ねています。
ロシアは9月に台湾がビザ免除を発表したことで勢いを得ましたが、それにもかかわらず、ランキング上位国の動きの影響で、46位から47位に後退しました。同じことが中国にも当てはまります。中国の国籍保持者は新たに2カ国(セントルシアとミャンマー)へビザなし渡航できるようになりましたが、中国のパスポートは2つ順位を落として、総合71位となりました。
ヘンリー&パートナーズ・グループ会長のChristian
H. Kälin博士は、投資による市民権(CBI)プログラムのある国はすべてヘンリー・パスポート・インデックスの50位以内に入っていると指摘します。そのような新たな国の1つであるモルドバは11月のCBIプログラム開始を予定しており、2008年から20位ランクを上げました。Kälin博士は、次のように述べています。「2つめのパスポートに付随する旅行の自由度は大きな意味を持ち、CBIプログラムがプログラム実施国にもたらす経済的・社会的価値は変革的な影響を与える可能性を秘めています。」
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