写真はプラハのカレル橋。筆者撮影。
来春のゴールデンウィーク(GW)は10連休。1948年以降最長――。
朝日新聞によると、新天皇の即位のため2019年5月1日は来年限り祝日となり、4月27日から5月6日まで10連休となる見通しだ。このニュースを受けて、さっそく来年の旅行の計画を始めた人も多いのではないだろうか。
せっかくの10連休、国内や近場の海外でゆっくり過ごすのも良いが、どうせなら普段なかなか行けないような遠隔地に足を伸ばしてみるのも楽しい。
今から予約するならどこに行くのが“お得”なのか、調査してみた。
岡山発、プラハ往復が5万円から
航空券比較サイト「Skyscanner」で検索してみると、連休中にも関わらず非常に安い航空券を見つけた。
岡山発、プラハ往復の中国東方航空が諸税、燃油代込みの総額53,929円。
4月27日出国〜5月5日帰国なので、GWを目一杯活用できる。
支払い画面での最終金額は、Skyscannerでの金額通り53,730円と表示された。
この航空券は海外の各旅行代理店だけでなく、H.I.S.(エイチ・アイ・エス)等の日本の旅行代理店でも購入可能だ。
H.I.S.では若干高く表示されるものの、日本語でのサポートもあるのでより安心して購入できる。
昨今の航空券相場を考えても、この値段は驚異的に安いといえるだろう。
乗り換えが多いプランにはなるが、上海も西安も行けると割り切ってしまえば、むしろメリットに感じる人も多いかもしれない。
安さのカギは「中国東方航空」
どうしてGWドンピシャの日程で、こんなに安い航空券が出て来るのだろうか。
岡山発だから安いというわけでなく、中国東方航空の航空券が各旅行代理店経由で安く販売されているのが理由のようだ。中国東方航空にしぼって、就航路線をしらみつぶしに検索してみると他にもお得な路線がいくつか見つかった。
あまり知名度はないが、比較的都心に近い静岡空港からも5万円台で購入できる。
いずれも4月27日日本発〜5月4日現地発の往復航空券で、路線ごとの料金は以下のようになっている。
・沖縄〜プラハが54,391円から
・静岡〜プラハが56,570円から
・福岡〜プラハが63,932円から
・大阪〜プラハが66,023円から
・広島〜プラハが72,519円から
・名古屋〜プラハが74,731円から
・東京〜プラハが74,783円から
・岡山〜ローマが59,110円から
・岡山〜バンクーバーが65,101円から
・岡山〜ロサンゼルスが72,053円から
・岡山〜ニューヨークが78,410円から
・東京〜バンクーバーが79,031円から
表示料金は諸税、燃油代込みの総額(10月13日午後5時時点)。
航空券の値段は変動が激しく、突然買えなくなることもあるので注意が必要だ。
マイルはどれくらい貯まる?
この航空券の場合、どれくらいマイレージが加算できるだろうか。航空券自体の金額が安いのでたくさん貯まる訳ではないが、それでも多少は加算することが可能だ。
航空券の予約クラスは予約画面上で確認でき、アルファベットで表記される。
中国東方航空に搭乗する場合、マイルは日本航空(JAL)に加算できる。
冒頭で紹介した岡山〜プラハの航空券では、岡山〜上海間の予約クラスが「B」、上海〜プラハ間の予約クラスが「T」となり、マイル加算率はそれぞれ70%と30%(詳しくはJALの公式サイトを参照)。
「Great Circle Mapper」を使えば、各区間の飛行距離が何マイルか分かる。ただし空港コードで検索しなければいけないのが難点。岡山空港(OKJ)〜上海浦東空港(PVG)間の距離は「OKJ-PVG」と検索する。
最終的にJALに加算できるマイルは、(岡山〜上海間の飛行距離)×70%+(上海〜プラハ間の飛行距離)×30%で、およそ4,259マイルとなった。
JAL国内線の往復航空券が6000マイルで交換できる「どこかにマイル」を使うには若干足りないものの、航空券の金額を考えるとコストパフォーマンスは良いと思える。
最後に裏技を一つ
Skyscannerで検索する際に、設定から国籍をスペイン、言語を日本語、通貨をJPY(日本円)に設定すると、若干値段が安くなることがある。
例えば岡山〜プラハ路線だと、表示金額が52,627円になり1000円程下がった。
やってもやらなくてもほとんど変わらないが、少しでも安く買いたい人向けの裏技だ。
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