全日空(ANA)は10月30日より、東京/羽田〜ニューヨーク・シカゴ線を開設した。東京/羽田発着のアメリカ線は、深夜早朝に発着するロサンゼルス・ホノルル線を合わせた4都市を結ぶことになる。
ニューヨーク線、シカゴ線いずれも、東京/羽田を午前10時台に出発し、現地には朝に到着。折り返し便も現地を夕方に出発し、東京/羽田には夜に到着するスケジュール。日本発では地方空港のみならず、アジア各地との乗り継ぎの利便性も高い。
東京/羽田〜ニューヨーク線はファーストクラス8席、ビジネスクラス68席、エコノミークラス136席の計212席を配置したボーイング777−300ER型機、東京/羽田〜シカゴ線はファーストクラス8席、ビジネスクラス52席、エコノミークラス190席の計250席を配置したボーイング777-300ER型機を使用して毎日運航する。これに伴い、東京/成田〜ニューヨーク線のNH10便とNH103便、東京/成田〜シカゴ線のNH12便とNH113便は運休し、いずれの路線も1日1便の運航とする。
いずれの便も、共同事業を展開するユナイテッド航空のほか、シンガポール航空、タイ国際航空と共同運航を行う。また、深夜から昼間時間帯の発着に移行するユナイテッド航空のサンフランシスコ線ともANAは共同運航を行う。
東京/羽田とアメリカを結ぶ路線はこの他に、日本航空(JAL)のサンフランシスコ・ホノルル線、アメリカン航空のロサンゼルス線、デルタ航空のミネアポリス・ロサンゼルス線、ユナイテッド航空のサンフランシスコ線、ハワイアン航空のホノルル線がいずれも1日1便運航されており、12月にはハワイアン航空はホノルル線を週4便増便し、コナ線を週3便で開設する。
■ダイヤ
NH110 東京/羽田(10:20)〜ニューヨーク(09:00)
NH111 ニューヨーク(16:55)〜東京/羽田(20:30+1)
NH112 東京/羽田(10:50)〜シカゴ(07:40)
NH113 シカゴ(16:15)〜東京/羽田(20:30+1)