
元巨人の江川卓氏(70)が、自身のYouTube「江川卓のたかされ」で、セ・リーグの首位を独走する阪神藤川球児監督(44)の采配を絶賛した。
江川氏は「今、藤川さんが藤井聡太さんと将棋の勝負をすると、いい勝負をするくらいの読み方で(作戦を)打ってますよね。これをこういったら、こうなるとか。あまり無理をしないで、守りに入るかみたいな。そういう打ち方をしてる感じがしています」と話した。
藤川監督が昨年までは評論家として、テレビなどで解説を務めたことにも触れ「NHKとかで解説されてましたけど、非常に上手な解説で定評のある方でしたけど、その通りにゲームを慌てずにやってるなという感じが見えて、非常に理にかなった野球をされてるなと思いますね」と評価した。
さらに「抑えのピッチャーでしたけど、読み方がすごいなと。9回を投げたピッチャーですけど、8回までを読みながらリリーフしてたのかなというくらいのやり方をしています。素晴らしいと思います」と賛辞の言葉を並べた。
阪神の野球について、江川氏は「試合を見ていて、阪神は点数を取るのがうまいです。先発ピッチャーもいいので、あまり先に失点しないんですよ。それで逃げ切っていくという野球をやってる」と評価した。
阪神は現在、2位巨人との差が9ゲーム差、3位DeNAとは9・5ゲーム差、4位広島とは10・5ゲーム差をつけ、セ・リーグの貯金を独占する。