富士通は、人工知能の機械学習(AI)技術を活用した列車の遅延時間を予測する機能の実証実験を、ジョルダンと協力し、ジョルダンの乗換案内サービスで関東の138路線を対象に7月19日から実施している。
本機能は、当社の人工知能技術「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」に、世界有数の研究機関のひとつであるSRI Internationalと共同開発した遅延予測エンジンを組み込み、クラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL」として提供するもの。過去の投稿情報と鉄道運行情報を用いて学習させることで、より精度が高い予測情報を提供する。
これにより、利用者は列車遅延時に振替輸送や代行輸送が行われている際に、列車の運転再開を待つか、別路線に乗り換えるかなどの判断を簡単に行うことができるようになる。