日本航空(JAL)は、6月27日に金沢市内で公務執行妨害で逮捕された副操縦士が、2011年5月の航空身体検査証明を交付する際に「社内管理」と「断酒」が条件となっていたものの、2014年夏頃より飲酒を行っていたことがわかったと明らかにした。
また、機長と副操縦士は、「乗務開始の12時間前以降は飲酒をしてはならない」と定めている国土交通相の認可を受けた運航規程に違反していたこともわかった。JALでは機長と副操縦士の処分を行う。
JALは国土交通省から、7月13日付けで厳重注意を受けている。JALは、「お客さまをはじめ、関係の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。このような事態を二度と発生させることのないよう、再発防止に全力をあげて取り組んでまいります。」としている。
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