決済システムを提供するペイパル(PayPal)と、ホテルや旅館向けに予約エンジンを提供するダイナテックは、ダイナテックが提供する予約エンジン「Direct In」で7月よりシステム連携を行うと発表した。
これにより、「Direct In」を導入するホテルや旅館の自社サイトでは、既存の決済方法に加えて、ペイパルによる決済を行うこともできるようになる。現在、「Direct In」は国内のホテル・旅館の約2,400施設が導入している。初めてそのホテルや旅館を予約する際にクレジットカード番号を入力することが高い障壁となっており、PayPalを通じることで普段利用しているアカウントを使ってログインするだけで決済できることからユーザーは安心して利用できる。ホテルや旅館側としては、カード情報を直接取り扱う必要がないことから、情報流出などのリスクが軽減されるほか、最短3日で出金できることから、キャッシュフローが改善できること、不正にあった場合でも「売り手保護制度」により被害額をペイパルが負担することなどからメリットがある。
ダイナテックの齋藤克也代表取締役副社長は、 「数ある決済手段の中でも、特にペイパルは17年以上の実績に加え、その安全性と利便性が世界的に高い認知を得ていることが、導入の決め手となりました。既に『Direct In』を導入済みのホテル・旅館サイト様のみならず、今回のPayPal導入により今まで外国語サイトをお持ちでなかった施設様にも、今後より一層安心・安全な『Direct In』をご提供できると確信しています」とコメントした。