キャセイパシフィック航空は、新デザインの塗装が施された貨物専用機の初号機となるボーイング747-400ERF貨物専用機(長距離運航型)が、香港国際空港に到着したと発表した。
中国・厦門にある香港エアクラフト・エンジニアリング社の機体整備施設を飛び立ち、1月19日に香港に到着した同機は、新塗装を施した最初の貨物専用機となる。
2014年後半から新しいブランドコンセプトに基づいたデザインの導入を順次進めており、イメージカラーであるグリーン、グレー、白の塗装が施され、これまで以上に、社名とブラッシュウィングが強調されている。2015年11月1日にはボーイング777-300ER型機に施された新塗装を香港国際空港で催した特別イベントで初公開し、東京/羽田線に初めて投入した。
キャセイパシフィック航空貨物セールス&マーケティング担当ジェネラルマネージャーマーク・サッチ氏は、「新塗装を施した2機目の運航機材が貨物専用機となったことを嬉しく思います。私どもは、世界有数の国際航空貨物ネットワークを有しており、世界各地の主要都市でボーイング747-400ERFの新塗装を披露することができることを喜ばしく思います。新しいブランドコンセプトに基づいて刷新された機体の塗装は、卓越したカスタマーサービスの提供に取り組み続けるキャセイパシフィック航空の姿勢を表すものに他なりません」と述べている。
キャセイパシフィック航空は現在、世界46都市へ貨物専用機を運航するとともに、140機以上の旅客機の胴体下部に備わる貨物搭載スペースを利用して、航空貨物輸送サービスを提供しており、順次すべての航空機に新塗装を施す計画。