エミレーツ航空は、継続的なサービス向上策の一環として、新規に受領するエアバスA380型機とボーイングB777-300ER型機に次世代の機内エンターテインメントシステムを導入する。
ファーストクラスに搭載するモニターは27インチから業界最大の32インチへと4割大型化するほか、エコノミークラスの座席モニターも12.1インチから業界最大の13.3インチへと拡大する。この13.3インチモニターは、2クラス構成のエアバスA380型機にも搭載される。また、ビジネスクラスには、業界最大級の23インチのモニターを搭載する。
加えて新システムでは、提供可能なコンテンツ容量が3倍に増大し、機内エンターテインメントシステム「ice(information, communications, entertaiment)」で提供するオンデマンド・エンターテインメントのチャンネル数は2,186、音楽チャンネル数は1,230にそれぞれ拡大し、合計で約4,300時間分のコンテンツを提供する。オンデマンド・エンターテインメントには50タイトルを超えるテレビドラマシリーズ全作分と600本近くの映画が含まれている。また、グローバルに広がる運航ネットワークを背景に、システムは14か国語対応としており、高機能のハンドセットコントローラーで操作可能となっている。その他、スマートフォンをはじめとする携帯端末を充電できるよう、全クラスの各座席にPC用電源に加えてUSBポートとHDMI端子を備えている。