東京都交通局と京浜急行電鉄は、タッチ決済対応のクレジットカードなどによる乗車の実証実験を、12月21日から一部駅で開始する。
三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、日本信号、オムロン ソーシアルソリューションズ、東芝インフラシステムズ、QUADRACと共同で、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用する。
タッチ決済に対応するカードやスマートフォンを、改札に新たに設置する専用リーダーにタッチすることで乗降を行うことができる。対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは順次追加予定。都営地下鉄と京急電鉄間で事業者を跨いで利用できる。乗車運賃は普通旅客運賃(10円単位)で、乗り継ぎ割引は適用されない。
利用可能駅は、都営浅草線の五反田・泉岳寺・三田・大門・新橋・東銀座・宝町・日本橋・人形町・浅草橋・浅草・本所吾妻橋駅、都営大江戸線の新宿西口・東新宿・上野御徒町・築地市場・大門・赤羽橋・六本木・青山一丁目・国立競技場・新宿・都庁前・西新宿五丁目・豊島園駅、都営三田線の三田駅、京急電鉄の羽田空港第1・第2ターミナル・羽田空港第3ターミナル・品川・京急蒲田・糀谷・大鳥居・穴守稲荷・天空橋・横浜・泉岳寺駅。一部駅では簡易改札端末での対応となる。京急電鉄では、2025年中に全駅でのタッチ決済への対応を予定している。