ANAウイングスは10月1日に会社創立10周年を迎えるにあたり、一部の機材に記念ロゴを掲出して運航している。
同社は2010年10月1日、全日本空輸（ANA）のローカル路線を運航していたエアーニッポンネットワーク、エアーネクスト、エアーセントラルの3社が統合して誕生。8月1日現在、北海道から沖縄まで国内83路線を運航している。
10月1日に創立10周年を迎えるのに合わせて、一部の機材に記念ロゴを掲出して運航を始めた。対象機材はボーイング737-800型機5機（機体記号：JA86AN〜JA90AN）とボンバルディアDHC8-Q400型機5機（機体記号：JA461A〜JA465A）。ロゴの貼り付けは8月28日から順次行っており、10月1日までに全10機への貼り付けが完了する予定。2021年10月頃まで運航する。
記念ロゴのデザインは社内で公募し、28の案の中から社内投票で選ばれた。デザインの考案者によると、デフォルメされた「10」の直線と曲線は「強さ」と「しなやかさ」を表現。その中に描かれた3枚の羽は、統合された3社のDNAを受け継ぎ、現在のANAブランド3社（ANA、エアージャパン、ANAウイングス）として安心と信頼を届けたいという思いが込められているという。
9月23日夜、羽田空港の格納庫ではボーイング737-800型機1機（機体記号：JA89AN）へのロゴ貼り付けの様子がメディアに公開された。作業は2人がかりで、縦60センチ、横60センチのデカールを機首の左右両側に1枚ずつ貼り付け。1時間ほどで完了した。
なお、10月1日には東京/羽田、名古屋/中部、大阪/伊丹、福岡の4空港で社員による見送りイベントが行われる。対象便はNH747便（東京/羽田午前8時55分発）、NH307便（名古屋/中部午前8時40分発）、NH503便（大阪/伊丹午前9時30分発）、NH1205便（福岡午前9時55分発）となる予定。
[caption id="attachment_182803" align="alignnone" width="900"]
▲貼り付け前の記念ロゴデカール[/caption]
[caption id="attachment_182801" align="alignnone" width="900"]
▲位置を合わせて作業開始[/caption]
[caption id="attachment_182797" align="alignnone" width="900"]
▲台紙を剥がして貼り付ける[/caption]
[caption id="attachment_182798" align="alignnone" width="900"]
▲貼り付け後、表面の保護紙を剥がす[/caption]
[caption id="attachment_182800" align="alignnone" width="900"]
▲デカールが剥がれないよう、エッジに溶着剤を塗るためマスキングする[/caption]
[caption id="attachment_182802" align="alignnone" width="900"]
▲溶着剤を刷毛で塗布[/caption]
[caption id="attachment_182795" align="alignnone" width="900"]
▲最後にマスキングを剥がして完成[/caption]
[caption id="attachment_182794" align="alignnone" width="900"]
▲反対側も同様に貼り付け[/caption]
