JR九州は5月20日、新型コロナウイルスの影響等を踏まえ、7月から9月までの夏季期間の臨時列車を現時点では設定しない方針であることを明らかにした。同社によると、統計が残っている1999年度以降、夏の臨時列車を1本も設定しないのは初めて。
今後の社会情勢等を踏まえ、利用の見込みが立てば臨時列車を設定する可能性はあるという。なお、2019年の夏季期間は、新幹線450本、在来線特急1,061本の計1,511本の臨時列車を設定していた。
同社は、列車の利用が引き続き減少傾向となっていることから、臨時列車の運行がなかった場合でも、「混雑が増し、密になる可能性は低い」としている。