
<西武3-2日本ハム>◇27日◇ベルーナドーム
日本ハムが逆転負けを喫し、1分けを挟んだ連勝が3でストップした。
3回に五十幡亮汰外野手(26)の適時三塁打、水谷瞬外野手(24)の適時二塁打で2点を先行したが、その裏に先発の山崎福也投手(32)が西武渡部聖に8号同点2ランを被弾。さらに4回先頭から3連打を浴びて勝ち越し点も与え、KOされた。打線も4回以降は西武投手陣を打ち崩せず。9回の攻撃時には球場のスコアボードなどが停電するハプニングもあったが、そのまま1点差を追いつけずに接戦を落とした。
山崎は約1カ月ぶりの黒星で5敗目。前カードは首位ソフトバンクとの天王山で3連勝し、さらに波に乗って一気に首位再浮上を狙った5位西武との2連戦だったが、1分け1敗で終えた。
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
「停電で、こっちに勝利来るかと思ったけどね。ライオンズの炎が消えた…みたいな、あれ? って。いや、この2連戦はライオンズさんの方が全然力が上でしたね。実力負けです。ちょっと山崎くんは、チェンジアップもうやめてほしいなって。腕を振ってのチェンジアップならいいんですけど。高めに浮く、腕が振れないチェンジアップは、右バッターとしたらすごい打ちやすいボールだから。もうあれ、正直やめてもらいたいなって思うぐらい。ファームの方に行って、ちょっと走り込みを中心に。真っすぐのキレと膝元から右バッター、左バッターが体が前に出てハーフスイングするようなキレのあるスライダーを磨いてきてほしいなと。良くなるまではちょっと、しっかり僕も見てるんで、それまでは鍛え直してもらいたいです」
-金村が中継ぎで3イニングを無失点
「(金村は先発をやっていたから)3回、投げれますもん、全然。斎藤くんもずっといいし。矢沢くんはもう…あれ(4回先頭のネビンのフェンス際の打球に追いつきながら捕球できなかったプレー)はもう“ヘタクソ”ですね、正直。フェンスどうこうの問題じゃない。いつも言ってるように(動きが)硬い。でも、3年目か。ピッチャーと野手をやってきて。もうそろそろ、うまくなっていくレベルを上げてもらわないと。でも守備固めでは、あの足は魅力があるんで。あとはもう、足で追いつくことはもうできるから、ボールの近くに行って、どう捕ってくれるかを祈ります、今後も」
-この2連戦はミスが目立った
「ミスというか実力です。ライオンズさんの方が上。それだけです」
-レイエスはそんなに大事じゃなかった
「なんか違う、大事じゃなかったみたい。小事だったみたい(笑い)。なんかいい対処法ないかなと思って。例えばピッチャーだったら痛み止めのなんかいろいろ今の時代はすごいテクノロジーで、いろんなやり方があるから。かかとでも、なんかないかなって。いろいろ考えてるんですけどね。ちょっとその辺は聞いてみて」
-ある程度スタメンでも普通にやれそうな感じ
「大丈夫だから、やれるでしょ。これからは、切り替えてとか関係ないよ、もう。勝つしかないからね。相手どうこうというより、勝たないといけないんで。またしっかりスタメン考えて、やっていきます」