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カンタス航空とジェットスター航空、国際線供給量の4分の1を削減 カンタスの羽田線をA330に小型化、ジェットスター航空は日本線約4割減


カンタス航空(ボーイング747-400型機)

カンタス航空とグループのジェットスター航空は、今後6ヶ月間で国際線の供給量の約4分の1を削減することを決めた。



新型コロナウイルスの感染が、ヨーロッパや北米にも拡大したことを受けたもので、9月中旬まで、両社の国際線の供給量を23%削減する。特にアジアの減少幅が顕著で、昨年比31%減。次いでアメリカが19%、イギリスが17%、トランスタスマンが10%減となる。



カンタス航空では、機材の小型化を中心に行い、運休を避けることによって接続性を維持する。エアバスA380型機は8機の運航を停止し、2機の運航を継続する。シドニー〜シンガポール〜ロンドン線のQF1便とQF2便は、利用者の強い要望を受けて、シドニー〜パース〜ロンドン線に一時的に変更する。また、ブリスベン〜シカゴ線の開設を、当初の4月15日から9月中旬まで延期する。



ジェットスター航空では、バンコク路線を運休し、ベトナムや日本へのフライトをほぼ半減する。



日本路線は、カンタス航空の東京/羽田〜シドニー線を3月30日から、ボーイング747型機からエアバスA330型機での運航に切り替える。ジェットスター航空の日本路線は5月20日以降、約4割のフライトをキャンセルする。



これにより、両社で運航を停止する機材数は38機となり、グループ全体での供給量は17%削減することになる。運航停止中に、可能な限りメンテナンスを行うとしている。従業員には無給、有給休暇を取得するよう推奨し、役員は給与を返上する。

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