JTBとトリップドットコム(Trip.com)グループは12月3日、訪日旅行者拡大に向けてウィンタースポーツでの協業に関する合意書を締結した。訪日旅行者向けのウィンタースポーツ関連商品を共同で開発・販売する。
両社はこれまでも宿泊商品の販売等において提携し、協働で取り組んでいる。今回の協業の第一弾では、本格的なウィンタースポーツシーズンの到来に合わせて、全国の各スキー場と連携した特別プランを開発。ゲレンデや雪合戦施設の貸し切りプラン、講習付きのスキーライセンス取得プランなどを取り扱う計画で、2020年1月頃にはTrip.comなどで販売を開始する。
2022年に北京冬季オリンピックが開催される中国は、国策として2025年までにウィンタースポーツ人口を3億人に広げる計画を発表している。Trip.comグループの孫波CMOは、「我々のユーザーの中でもウィンタースポーツの人気が高まっている。日本には数多くの優れたスキー場が多数あるが、北海道以外はまだあまり知られていない」と訪日中国人の現状を分析し、「JTBとの提携によって、ウィンタースポーツを体験できる優れた日本の施設をユーザーにより多く提供したい」と期待を込めた。
[caption id="attachment_135859" align="alignnone" width="900"] ▲Trip.comグループ 孫波CMO[/caption]