経営不振の香港航空が、従業員の約半数にあたる1,600人の従業員に期日通り給与を支払うことができなかったことがわかった。
現地メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、すべての客室乗務員と海外の社員は期日通りに支払いを行い、他の社員は12月6日に支払う見通しだという。
香港情勢の悪化により、香港を拠点とする航空会社は厳しい経営環境にされされている。キャセイパシフィック航空は香港経由の旅客の取り込むことで、経営への打撃を緩和しているものの、香港航空は短距離路線を中心としたネットワークを持つことから大きな影響を受けている。香港国際空港の10月の旅客数は、乗り換えの旅客数は増加したものの、前年比13%減少している。
香港航空は、2020年2月にロサンゼルス線から撤退するほか、バンクーバー、札幌/千歳、東京/成田、大阪、沖縄/那覇、ソウル/仁川、海口、杭州、南京、バンコクを結ぶ各路線で減便し、運航規模を約6%削減することをすでに発表している。
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