日本ミシュランタイヤは、全日本空輸(ANA)が運航するエアバスA380型機に、航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X(ミシュラン エア エックス)」が採用されたと発表した。
ミシュランの独自技術で、タイヤ寸法の増大を限りなくゼロに近づける「ニアゼログローステクノロジー」を採用し、タイヤの耐久性を高めるほか、異物による損傷を受けにくくしている。
「MICHELIN Air X」には一般的なラジアルタイヤとニアゼログローステクノロジーを採用したラジアルタイヤがあり、タイヤ交換回数や重量低減を実現している。ニアゼログローステクノロジーを採用したタイヤは一般的なラジアルタイヤより軽量で、燃費改善につながるという。
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長は、「ミシュランはラジアルタイヤのパイオニアであり、20世紀初頭から空のモビリティ発展に特に意欲を注いできました。このたびミシュランが誇るニアゼログローステクノロジーを採用した航空機タイヤの安全性と信頼性が、ANAの厳格な選定プロセスを経てA380型機に採用されたことを大変喜ばしく思います。モビリティの持続的な発展に貢献することを企業理念とするミシュランは、今後も品質向上に努めさらに貢献できるよう尽力して参ります」とコメントした。