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エアバスは、全日本空輸(ANA)に総2階建て旅客機、エアバスA380型機「FLYING HONU」の初号機(機体記号:JA381A)を現地時間3月20日、フランス・トゥールーズで引き渡した。
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デリバリーセレモニーは、3月20日現地時間午後1時(日本時間同日午後9時)から、フランス・トゥールーズのエアバス・デリバリーセンターで開催された。エアバスのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)、ロールスロイスのクリス・チョラートン民間航空部門プレジデント、ANAホールディングスの片野坂真哉代表取締役社長が出席し、引き渡しを祝った。
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ANAホールディングスは、2016年にエアバスA380型機を3機発注。東京/成田とホノルルを結ぶ路線に、5月24日から順次投入することを計画している。
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片野坂真哉代表取締役社長ら、約50名が搭乗したフェリーフライトは、NH9398便として現地時間午後4時半ごろ(同21日午前0時ごろ)にトゥールーズを出発。あす3月21日午後1時ごろにも成田国際空港に到着する見通し。到着後にはセレモニーを開催する。
![ANA、エアバスA380型機シートマップ](/showTraicyimg?url=https%3A%2F%2Fwww.traicy.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F04%2Fseatmap-600x345.jpg&f=20170802)
客室1階は全席をエコノミークラスで338席、2階はファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席の計520席を配置する。
ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスではバーカウンター、1階後方にはシンクや着替え台、ベンチシート、おむつ交換台などを配置した多目的ルームも設置する。ハワイをイメージした機内のライティングも行う。機内エンターテインメントは、エアバスA320neoやエアバスA321neoなどで採用実績がある、Zii社の「RAVE」を採用した。ハワイ路線限定デザインとして、ハワイ旅行への高揚感を感じられる画像や背景を用意した。機内Wi-Fiも装備し、有料で提供する。
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ファーストクラスは日本初となるドアを装備した個室シートとなる。座席配列は「1-2-1」で、32インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブル、左右の読書灯と食事灯、ジャケットの収納ができるクローゼット、複数の小物入れ、PC電源、USBポートを装備する。
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ビジネスクラスは全席通路側のフルフラットシート。座席配列は「1-2-1」で、従来のスタッガード配列を変更し、隣同士で着席できるペアシートも用意した。18インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブルとサイドテーブル、PC電源、2ヶ所のUSBポートを装備する。
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プレミアムエコノミークラスは「2-3-2」配列で、シートピッチは38インチ。15.8インチのタッチパネル式パーソナルモニター、約90度に回転し、通路へのアクセスが容易な大型テーブル、レッグレスト、フットレスト、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。
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エコノミークラスは「3-4-3」配列で、シートピッチは34インチ。2種類のファブリックを採用することで明るい雰囲気を演出した。13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニター、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。
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日本の航空会社としてエコノミークラスに初のカウチシート「ANA COUCHii」は、隣接する座席のレッグレストを上げて、3席か4席をベッドのような状態として過ごすことができる。シートピッチは32インチ。エコノミークラスに追加料金を支払うことで利用できる。
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機体にはウミガメの親子を描いた特別塗装が施され、「FLYING HONU」との愛称が付けられる。機体の塗装は3色で、ハワイの「空」をイメージしたANAブルー、ハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジ、ハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンとなる。
合わせて、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港には、海外初となる自社ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」をオープンする。ハワイの自然を象徴するデザインを施し、ファミリーエリアも設ける。ラウンジからは、機内2階部分に直接搭乗できるようにする。
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