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全日本空輸(ANA)は、2019年春に就航する総2階建て旅客機、エアバスA380型機の客室仕様を決定した。
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1階は全席をエコノミークラスで338席、2階はファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス383席の計520席を配置する。
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ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスではバーカウンター、1階後方にはシンクや着替え台、ベンチシート、おむつ交換台などを配置した多目的ルームも設置する。ハワイをイメージした機内のライティングも行う。
機内エンターテインメントは、エアバスA320neoやエアバスA321neoなどで採用実績はある、Zii社の「RAVE」を採用した。ハワイ路線限定デザインとして、ハワイ旅行への高揚感を感じられる画像や背景を用意した。機内Wi-Fiも装備し、有料で提供する。
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ファーストクラスは日本初となるドアを装備した個室シートとなる。座席配列は「1-2-1」で、32インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブル、左右の読書灯と食事灯、ジャケットの収納ができるクローゼット、複数の小物入れ、PC電源、USBポートを装備する。
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ビジネスクラスは全席通路側のフルフラットシート。座席配列は「1-2-1」で、従来のスタッガード配列を変更し、隣同士で着席できるペアシートも用意した。18インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブルとサイドテーブル、PC電源、2ヶ所のUSBポートを装備する。
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プレミアムエコノミークラスは「2-3-2」配列で、シートピッチは38インチ。15.8インチのタッチパネル式パーソナルモニター、約90度に回転し、通路へのアクセスが容易な大型テーブル、レッグレスト、フットレスト、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。
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エコノミークラスは「3-4-3」配列で、シートピッチは34インチ。2種類のファブリックを採用することで明るい雰囲気を演出した。13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニター、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。
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日本の航空会社としてエコノミークラスに初のカウチシート「ANA COUCHii」は、隣接する座席のレッグレストを上げて、3席か4席をベッドのような状態として過ごすことができる。シートピッチは32インチ。エコノミークラスに追加料金を支払うことで利用できる。
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また、機体の塗装は3色となり、ハワイの「空」をイメージしたANAブルー、ハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジ、ハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンとなる。
ANAホールディングスは、2016年にエアバスA380型機を3機発注した。東京とホノルルを結ぶ路線に投入する計画で、4月からフランス・トゥールーズで組み立てを開始し、引き渡しは2019年春を予定している。機体にはウミガメの親子を描いた特別塗装が施され、「FLYING HONU」との愛称が付けられる。
(写真:ANA)
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