成田国際空港は、第1ターミナル中央ビル本館1階に訪日外国人を対象とした観光情報提供施設「Visitor Service Center」を第1ターミナル中央ビル1階に8月10日、先行オープンした。
先行オープンしたのは、外国人観光案内所(ツーリストインフォメーションセンター)、旅行・チケット販売店舗、Narita Airport Transit & Stay Program受付カウンター、情報端末コーナー。この他にすでに、携帯電話・Wi-Fiレンタル、SIMカード販売、レンタカー受付、ミーティングサービス、ATM、自動外貨両替基、コインロッカーを周辺に配置している。10月下旬には、訪日外国人向けのプロモーションスペース、全国の観光やアニメツーリズム関連情報を入手できるパンフレットコーナー、電源も提供するシーティングスペースをオープンする計画。
デザインコンセプトは「Trip Tailor」で、利用客それぞれの希望や目的に合わせ、テーラーメイドのように日本の旅を形作る手伝いをしたいという思いを込めた。内装は「現代の日本」を感じられるデザインとし、おもてなしの気持ちを表現する。総面積は約1,300平方メートル。
旅行・チケット販売店舗はジェイティービー(JTB)が運営。市中店舗と同様にJR、航空、バス、テーマパークのチケット、宿泊・ツアー商品の販売などを行うほか、京成スカイライナーの片道・往復乗車券と東京都内の地下鉄が乗り放題の企画乗車券「Keisei Skyliner &Tokyo Subway Ticket」も販売する。対応言語は日本語、英語、中国語、営業時間は午前8時から午後8時まで。
Narita Airport Transit & Stay Program受付カウンターでは、国際線乗り継ぎ客向けの無料トランジットツアーの受付などを行う。ボランティアガイドのツアー、成田市、芝山市、多古町、栄町を巡る4つのコースが用意されている。酒々井プレミアム・アウトレット、イオンモール成田、イオンタウン成田富里などを自身で巡るツアーもあるものの、有料となる。
情報端末では、9言語に対応する成田国際空港公式アプリ「TABIMORI」をベースとしたウェブサイトを用いて、日本円と34通貨の換算、天気予報、乗換案内を調べることができる。アプリ「TABIMORI」のインストールを促すページも設けた。
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