フィリピン政府観光省は6月29日、東京・丸の内のパレスホテル東京において、報道関係者向けのレセプションを開催した。
レセプションには同省のワンダ・テオ長官、ベニート・ベンゾン・ジュニア次官らが出席。ワンダ長官の挨拶に続いて、ベニート次官が「10年ほど前、日本人の(訪比)観光客50万人という目標を設定し、日本の伝統に則ってダルマの目を一つ黒く塗った」と、実際にダルマを持ち出して紹介。この目標についてベニート次官は「当時は野心的だと思われた」と振り返り、「日本の皆さまに喜んでお伝えしたい。昨年、50万人をついに達成した」と述べた。
そして、目標達成を記念してワンダ長官がダルマのもう片方の目を黒く塗ると、会場からは拍手が起こった。さらに、ワンダ長官の名前に掛けて、出席者からのメッセージが入ったワンダーウーマンの肖像画が贈られると、ワンダ長官が「ワンダフル」とコメントして笑いを誘う一幕も見られた。
同省によると、フィリピンを訪れる日本人観光客は2010年から7年連続で増加の一途をたどり、2016年は53万5238人に到達。初めて50万人の大台を突破した。